最近ネット上で通信教育の広告を見かけます。
価格の安さと成績アップの実例を
前面に出していますが、
当然ながらカラクリがあります。
結論から言えば、
「通信教育で効果が出る生徒は限定される」
ということです。
通信教育だろうがリアルの学習塾であろうが
学習を行う上で何よりも必要なのは
「勉強の仕方」です。
ノートの使い方や辞書の使い方が
きちんと身についている生徒にとっては
通信教育だろうがリアル学習だろうが
きちんと効果はでます。
しかし逆にそれらがついていない
生徒にとっては
通信教育だろうがリアル学習塾だろうが
よく見られる宣伝のような効果は
あまり期待できないでしょう。
なぜならばそのような生徒は
いわば「おなかの調子が悪い患者」と
同じだからです。
勉強して内容を理解して身につけることは
人が食べ物を食べて消化吸収することと
同じです。
お腹の調子が悪い患者が
十分に養分を吸収できないように、
勉強の仕方が身についていない生徒は
学んだことを十分吸収・理解することが
できません。
ではこの勉強の仕方を
ネットなどの通信教育で
子どもたちに教えられるかと言えば
現時点の技術水準では
まだまだ難しいでしょう。
なにしろリアルの学習塾でも
難しいのですから。
コロナの影響で勉強の仕方が
身についていない生徒が多くなった
ということは以前からこのブログで
書いている通りです。
実際に多くの中学校で
中間テストが廃止された結果
期末テストの結果は
我々の予想通り、
勉強の仕方が身についているかどうかで
大きく得点分布が分かれました。
その中で開校以来ずっと勉強の仕方を
重要視して子どもたちに指導してきた
学研CAIスクール富山本部北校の生徒は
確実に結果を残しています。
これまで学年の真ん中あたりだった生徒が
この期末で上位に食い込んだというのは
何人もいました。
中には前回よりも1教科で50点以上
点数を伸ばした生徒もいます。
(点数を上げることを目的にした塾と
思われたくないため宣伝にはしていませんが
当スクールでは20点アップや
30点アップはごくごく当たり前のことです)
どれだけネットが進化しようが
AIが進化しようが、
結局理解する人間の脳は
少なくともここ1万年は
大きな進化をしていません。
結局は人間の脳が理解しやすい
勉強の仕方を身につけることが
一番効果があるわけです。