1年前に小4までさかのぼって
算数を学んでいた当時小6だった生徒が
今日、この質問に即答しました。
「方程式が成り立っていない場合に
使う数学の記号は?」
もちろん答えは「不等号」ですが、
これは中学校の評価でいうところの
「思考・判断・表現」の観点から見れば
加点モノの回答です。
「方程式とは何か」ということの
十分な理解と十分な思考力がないと
答えられないからです。
なぜ小6の時点で分数の通分すら
満足にできなかった生徒が
たった1年で速さや割合の文字式も
難なくこなし、そのうえ
分数の方程式も当たり前に
解けるようになったのでしょうか。
実はこのような生徒は
学研CAIスクール富山本部北校では
枚挙に暇がありません。
毎年何人も当たり前のように
います。
やっていることは実に単純明快です。
さかのぼりながらも
「勉強の仕方」を徹底的に
身に付けさせたからです。
理解しなくても点数を取らせることは
実は案外簡単です。
テクニックさえ教えれば
点数は取れます。
しかしそれは教育ではありません。
一方で子どもたちに
正しく理解させることは至難の業です。
正しく理解させるためには
正しい勉強の仕方が身に付いていることが
前提となります。
ですから我々はまず勉強の仕方を
身に付けさせることを第一に考え、
その上で正しく理解させるという
手間のかかることを
あえて行っています。
前述の生徒へは小5・6年生の時に
勉強の仕方を徹底して
身に付けさせました。
この結果として、
今では学校の学びあい学習で
分からない級友に教える側の
立場となっています。
一つだけ問題があるとすれば
正しい勉強の仕方が身に付くまでには
「時間がかかる」ということでしょうか。
残念ながら
勉強の仕方がすぐに身に付く方法は
私の知る限り存在しません。
多くの保護者の方は
学習塾に行けばすぐに点数が上がる、と
捉えがちです。
前述の「点数の取り方」を教えれば
短期間に点数は上がります。
しかしそれは教育ではありません。
正しい勉強の仕方は、
実は社会に出てから必要になる
正しい仕事の仕方につながります。
教育は社会のために施すものであって
進学や点数のために施すものではありません。
学研CAIスクール富山本部北校は
全国唯一の「教育塾」として
子どもたちが将来社会人となった時に
必要とされる
「調べる力、まとめる力、考える力」の
習得に寄与できるよう
日々の学習指導を行っています。