学研CAIスクール富山本部北校が
勉強の仕方を身に付けさせることに
力を入れているのは、理由があります。
常日頃から教育は社会のために
施すものであって、進学や点数のために
施すものではない、と謳っていますが、
それはビジネス界や政治界の
上層部の方々とのお付き合いを通して
「社会においては知識や
ウンチクではなく、教養力が重視される」
ということを知っているからです。
上層部の方々の多くはほぼ間違いなく
高い教養を身に付けています。
そしてこの方々が見ているのは
学歴ではありません。
その人の「教養力」です。
高い学歴を持っていても
教養力のない人は
社会では通用しないからです。
いろいろなことを知っていることは
もちろん素晴らしいことです。
しかしながら、社会においては
いくら豊富だからと言って
知識だけでは歯が立ちません。
その知り得た知識をうまく結びつけて、
自分なりの考えを導き出して、
物事に取り掛かる、というのが
何よりも要求されます。
これが「教養」です。
そのため教養力をつけるためには
調べたことをまとめる、という力と
まとめたことを考える、という力を
身に付ける必要があります。
実はこの「まとめる」ことと「考える」ことは
デジタルツールの苦手な分野です。
最近急速に伸びてきているAIは
集めたデータからある計算式によって
最もそれらしい答えを導いてくるだけで、
コンピューターそのものが考えたわけでは
ありません。
そうなると子どもたちに
「まとめる力」と「考える力」を
どうやって身に付けさせるか
ということが重要になります。
これには現時点においては
ノートを使った学習法が
一番効果があります。
ついでに言えば、紙の辞書を使って
調べるということは
複数の情報の中で正しい情報を
選び出す訓練になります。
学研CAIスクール富山本部北校は
富山でデジタル教材を使った学習指導の
パイオニア的存在ですが、
デジタル教材を使えば使うほど、
得点力アップはするものの、
教養力アップからは遠ざかることに気づき、
10年以上前から
辞書とノートを正しく使う学習法の指導を
行っています。
今の子どもたちが社会に出たときは
「AIを使う」側に立つか
「AIに使われる」側に立つかの
いずれかになります。
学研CAIスクール富山本部北校は
一人でも「AIを使う側」の
人材の育成のために、
これからも子どもたちに
「教養力」をつける学習指導を
続けて参ります。