予期せぬ嵐、突発する病。
人生とは公式通りにはいかないものです。
勉強していると、数学の公式だ、英語の構文だなどと、
あたかも「公式さえ覚えればOK」というように思いこんでしまいます。
しかし、人生同様、学習も公式通りではないのです。
予期せぬ、出会ったことのない問題を解かねば合格できない、
そんな状況が受験の世界には溢れているのです。
学試舎の理念は「不測の事態に対応できる解決能力の育成」です。
その一例をあげます。
学試舎高等部の英語の授業では、
《授業中、わからない単語があっても辞書を引いてはならない》
というルールがあります。
不思議に思う人もいるかもしれませんが、
これは大事なことなのです。
わからない→辞書
という短絡的な解決を習慣にしてしまうと
「自分で考える力」がなくなるのです。
実際入試の場でも辞書を引かしてはくれないし、
誰も教えてくれません。
自分で考えるしかないのです。
日常的に自分で考える姿勢を生徒に植え付けたいのです。
もうひとつ
[学試舎ではシャープペンシルは使用禁止]
[鉛筆を使う]
えっ、なんで。とお思いでしょう。
シャープペンで書いていると、そのうち芯が折れます。
するとシャーペンの頭を指でノックすれば次の芯が出てきます。
これが実は良くないのです。
芯折れた→ノックする→芯出る
という安易な解決が「工夫する」「考える」という意識を弱めるのです。
鉛筆の芯が折れるとノックしても出て来ません。
「う~ん、削らなくては」
→「鉛筆削りある?」と友達に聞く
→「ありがとう」
・・・これだけで小さなコミュニケーションが成立。
人と関わる事が少ない便利な社会は人から言葉も工夫も奪います。
どんな局面でも生きていく力をつけるよう日々意識を高めましょう。
そしてそんな力は、毎日の行動からしか生まれません。
学試舎は「問題集やってる塾」じゃありません。
様々な点から子供たちの成長を応援します。