今回は、「英語が苦手な生徒の成績を上げるにはどうするか」について、
指導の現場でいつも生徒に伝えていることをまとめてみます。
まず予習ですが、
「あまり丁寧にやり過ぎないように」と言っています。
もちろん、予習が宿題になっている場合もあるでしょう。
また、丁寧に調べていかないと、授業中に指名され恥をかくということもあるでしょう。
しかし、英語の予習だけに毎日何時間もかけ完璧にしていくことは、
苦手な生徒には無理があるのではないでしょうか。
得意教科であれば苦にならないかもしれませんが、他の教科の予習もありますしね。
そもそも、予習とは何のためにするのでしょうか?
それは、「自分の疑問点を明らかにするため」なんです。
自分の分かるところと分からないところを、区別できるようにしておくだけでいいのです。
そして、授業で自分の分からなかったところにさしかかったときに、
集中して疑問を解決できるようにしてください。
そうするためには、教科書の疑問点に線を引いたり、鉛筆でメモ書きしたりで十分だと思います。
少しいい加減に聞こえるかもしれませんが、
予習の段階であまりノートにきちんと書きすぎないことが、予習を長く続けるコツです。
それに対して、英語はとにかく復習には時間をかけてください。
予習対復習の時間のかけ方は、1:3かそれ以上で、復習が成績を上げるのにはとても効果的です。
予習で疑問点を洗い出し、授業でそれを解決したとしたら、
復習ではいったい何をしたら良いのでしょうか?
それは、「自分の頭でもう1度、知識をまとめ、そして記憶すること」です。
なぜなら、試験は、筆記で記憶されたことを時間内で正確に答えるものだからです。
そのためには、自分の頭の中の知識がきちんと整理され、
すぐに再生される状態になっていなければなりません。
復習では、ノートをきちんとまとめながら同時に記憶していってください。
短期記憶ではなく、長期記憶にするには、時には反復することも必要ですね。
そもそも、英語が他の教科と異なるところは、外国語だということです。
他の教科は、日本語で書かれていますが、英語はアルファベットで書かれています。
そして、日本語が表意文字であるのに対して、英語は表音文字です。
つまり、日本語は目で読んで意味が分かるのに対して、
英語は耳も使わなければならないということです。
ですから、英語の学習には、必ず音読やリスニングが必要になります。
英語で成績が上がらない生徒の特徴は、「予習はするけど復習はしない、また、
耳を使うリスニングや音読はせず、目で日本語訳ばかりしている」です。
この逆に、「復習に重点を置いて、
音読やリスニングに力を入れる」そうすると成績がきっと上がりますよ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2019年度がはじまります。
わかば会では新しい年度の準備が整いました。
https://www.wakaba-kai.co.jp/
春期講習会を3月25日から開始します。
https://www.wakaba-kai.co.jp/koushukai/spring.html
( 新中1と新高1の方はK型個別が、4回分まで無料です。)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇