塾に来る生徒は、その教科が得意だから、いっそう伸ばしたいからと言う生徒もいますが、多くはその教科が苦手だから、よく解るようになりたいからというという理由が大半です。
もともとは好きではない教科ですから、止むを得ない面もあるのでしょうが、すぐにあきらめる、すぐに答えを求める生徒が時々います。自分で考えなくとも、工夫しなくとも、塾という存在がそのことを叶えてくれる。それが塾の役目・・・と、そう思うのでしょうか。それでは困ります。
大成するボクサーの条件として、ハングリーであることが、そして夢を強く抱き続けることが、必須条件だといわれます。
勉強が良くわかるようになる場合も同じように思います。
勉強におけるハングリーさとは、(文字通りのハングリーさには比べようも無いですが)解らないことが解るようになりたい、出来ないことが出来るようになりたいと思う心です。
卑近なところで、テストの点数が良くなりたい、学校の成績をよくしたいという心もある意味の”ハングリーさ”です。
もちろん、それもありだと私は思っています。
その思いが、「あの高校へ」「あの大学へ」への最短コースとなるからです。やがてはそれは、夢に、将来こうありたいと思う心にとつながるからです。
ではどのようにしたら、「解るようになりたい」「出来ないことが出来るようになりたい」と強く思う心を育てることが出来るのでしょうか。
解るようになっていくには、自分自身の手になる工夫が不可欠です。解りたいから工夫する。その結果によってさらなる工夫を行う。その試行錯誤の連鎖によって、螺旋的に進歩していくと思うのです。
あるときに、ふと自分を見つめたとき、思わぬ高見に立っていることを知ります.
次回は、たった一題の問題を解くときも、「こうありたい」と思う心を育てることができるのではないかと塾屋として思うことを考えてみます。
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