見た目は全く同じ、13個のおもりがあります。
この中に、1個だけ他と異なるものがあります。
他と較べ軽いか重いかは、分かりません。
天秤を3回だけ使って、その玉を見つけてください。
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数学は考える力を育てるといいます。
まさにこの問題は打って付けかもしれません。
条件を吟味しつつ、生じた結果を論理的に考え、
行きつくゴールをにらみつつ進まねばなりません。
学校の数学の問題を考えることの良さは、
一つしかない答えに向かって、
順序だてて考えを巡らし、結果を吟味しつつ、
考えを進めていく訓練ができることにあります。
答えのない(?)人生の問題を考えるのと訳が違います。
しかし、その訓練が矛盾多き人生の問題を考える
手順を与えてくれます。
答への道筋はいろいろあります。
遠回りして至る方法もあれば、上記の問題の様に
最短の道を求めたりもします。
何しろ、答えは”ひとつ”しかありませんので、
行く道はいくつもあっても、必ず行きつきます。
しかも考えることで、
畑と同じように自分の頭を耕しています。
小中高における算数数学を学ぶ理由は、
そこにもあると思うのです。
わかば会のコース紹介
(上記の問題に興味を持たれた方は下記をご覧ください。)
芳沢光男「AI時代に生きる数学力の鍛え方」P56(2020)(東洋経済新報社)