30年前に塾を開いた思いは二つあります。
ひとつは、生徒が解らないいことが解るようになり、
できなかったことができるようになる
その手伝いをしたいなという思いです。
ふたつめは、生徒の思いが「子供たちの自由な希望から」生じ、
なおかつ、「気が付いたら解るように、できるようになっていた」
とならないかなという、そんな思いです。
理想論のようですが、指導を積み重ねるなかで、
可能ではないかと思うようになりました。
子どもたちから質問されたことを説明し、
できないことができるようになる方法を話していると、
素っ頓狂な「うっそ!」という驚きの声を上げたり、
教えているこちらの顔をじっと見つめ
「まいった!」「なるほど」というような感嘆のことばを上げてくれます。
これがきっかけとなり、とてもうれしそうな表情をを見せ、
いそいそと問題を解くことに移ってくれます。
こんな体験が重なると、それまで苦手や嫌いだった
その教科に対する子どもたちの偏見(?)がなくなります。
やがて、学校の授業が少なくとも苦痛ではなくなり、
しばらくすると苦手ではなくなり、
克服した自信のようなものが芽生えてきます。
そして、子供たちの自主的な動きがますます強まってきます。
これを続けていけば、子供自身の力で、
「気が付いたら解るように、できるようになっていた」
そんな状態が生み出されるかもしれない。
今もその思いを支えに、生徒と一緒に励んでいます。
(日曜日と月曜日は定休日です。)5月2日(木)から8日(水)はGWのお休みです。