中学数学では、定義や定理を理解した上で、
問題文をよく読み、問題文に即して、
数値をあてはめ、計算します。
問題に即した定義・定理の見つけ方がポイントとなります。
高校数学では、それに加え、場合分けが加わります。
問題の設定を読むと、単純に定義・定理を適用だけでは
すませることができないことがわかります。
問題文から、その場合分けの条件を見つけて、
Aの場合は・・であり、Bの場合は・・となり、
そして残りのCの場合には・・となることを見つけます。
問いの結果を語るとき、いつも同じではない、
自ら条件設定しないと、その結果を語ることができない
と気付く、というか、そうしないと違和感を感じる
ようにならねばなりません。
そのためには、問題そのものを分析する力が不可欠です。
ひとつのいい方法は、
友人たちと勉強会をおこなうことをお勧めします。
現状の力より少しだけ難しめの問題を用意し、
互いに説明しあう場を作ります。
友達だからこそ、遠慮なく、意見を言い合います。
説明するには、単に答えをなぞっていてもだめ
なぜそのように考え、なぜその公式を用い
どのような流れで説明していくかを考えることが大事ですね。
そのことで、分析力はもちろん思考力、そして
説明するという表現力をも学ぶことになります。
その昔、数学が苦手でも好きな生徒を集めて
そんな勉強会を催したことがあります。
もう一度、やってみたいなと思うこのごろです。
(日曜日と月曜日は定休日です。)