「古文が苦手な生徒に ①」の続きです。
わかば会で古文を教えている講師からの
「古文が苦手な生徒へのアドバイス」です。
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単語と文法がわかっても、まだ古文の意味はつかめません。
古文は、英語と違い、主語(誰が)や目的語(誰を)や補語(誰に)が
いちいち書いてないからです。
それらが書いてなくても、当時の人は文章が読めたからでしょうね。
しかし、私たち現代人には分かりづらいです。
では、どうすれば、古文の流れやストーリーが分かるのでしょうか?
それには、文章中に主語・目的語・補語の書き込みをすることが有効です。
特に、主語を必ず書き込む作業をしてください。
主語を見つけるためには、敬語と助動詞が手がかりを与えてくれます。
敬語と助動詞にも、傍線を引き、主語を類推するのです。
こうした作業によって、ようやく文章の骨組みが見えてきます。
まとめます。
1.最低300語の古文単語を覚えること。
2.尊敬語と謙譲語の敬語約30語を覚えること。
3.助動詞の30種類を活用・接続・意味を三位一体として覚えること。
4.敬語と助動詞を手がかりに、文章中に主語・目的語・補語を類推して書き込みをすること。
あとは、古文が書かれた当時の社会常識や、
和歌の技法に関する知識も徐々に増やしていけば、
だんだん点数がアップしていくこと間違いなしですよ!
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