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【小学生向け】教育情報・中学受験など

富大附属中学受験。いつ、何をすべき?

 

こんにちは。塾選びアドバイザーの早水由樹(はやみずゆき)です

 

前回に引き続き、富山大学附属中学校の受験について
 

能力開発センター富山本校の大野先生と
志学アカデミー富山本校の広田先生へのインタビュー内容を紹介します!

 

 

大野先生(能力開発センター富山本校教室長 以下:能開)

 


 

広田先生(志学アカデミー富山本校 SA運営室 副室長  以下:志学)

 

 


ハヤミズ(塾選び富山 塾選びアドバイザー 以下:名前のみ)

 

「富大附属中受験を考えたときに、具体的な準備って何が必要ですか」

 


大野先生(能開)

「まず、学習面では、小4までに「読み書き計算」をきちんとしておくことです。中でも「漢字を書ける」ことと、「計算が速くて正確」だとなおよいですね。「計算が速い」というのは、単純な速さも重要ですが、工夫できることも大切です。「3+6+17+14」を計算するときに、順番にやるのもいいのですが、「20になる組み合わせが2つある」ことに気づけば、速くて正確に「40」という答えが出せます。そういう工夫もできるようになるといいですね。塾ではそういう指導もしていきます。次に小5です。入試の内容のポイントは、実は小5の内容です。算数が難しくなり、理科も社会も受験に出る内容が始まります。最低でも「覚えること(知識)」「計算の考え方(技能)」は身につけましょう。そして小6では、身に着けた「知識」と「技能」を組み合わせて活用したり、言葉で表現したりする練習が必要です。小6後半は、入試問題を意識した問題演習にも取り組みたいですね。また、「勉強の習慣」も身につけておきたいですね。勉強の「質」「内容」も大切です。しかし、附属中合格を目指す受験生は、みな優秀です。勉強の「質」や「内容」に問題がある子は少ないです。すると、最後は「量」が勝負の分かれ目になります。小6の夏までに、1日2時間の家庭学習ができるようにしておきたいですね。そして追い込みの時期にはさらに増やしたいものです。」

 

 

ハヤミズ
「具体的に教えてくださりありがとうございます。附属中合格には、入試問題を時間内に解き終える"早さ"と"正確さ"が重要ですよね。早く正解を導くには、工夫が出来ることや、量をこなすことが必要なのですね」


「では、例えば小学6年生の場合。どれくらいの勉強時間が一般的ですか」

 

 


広田先生(志学)

「秋には、1日平均3〜4時間は受験勉強していますね。もちろん授業時間は含まれません。小学校の宿題もありますし、そうそう夜遅くまで学習できない家庭もありますから、それぐらいが限度でしょうか。」

 

 

ハヤミズ
「なんと! 高校受験並みですね。受験に臨む際には覚悟を決めて家族で一丸となる必要を感じます」

「ところで、附属中受験の倍率ってどれくらいですか」

 

 

広田先生(志学)

「今年(H28年)は受験者183名に対して85名合格しましたので、2.2倍でした。H25年までは約3倍だったのですが、片山学園中学入試の影響もあり、H26年からは約2倍となっています。ただ、入試の難易度はこれまで同様、難しいものとなっています。」

 

 

ハヤミズ
「倍率が低くなることはライバルが少なるなることですが、でも結局は難易度の高い問題をいかに多く正解できるかが必要なのですね」
「富大附属中の入試問題は、どのような内容か少しご説明をお願いしても良いですか」

 

 

大野先生(能開)
とてもバランスのよい、真の学力を見るのに適した問題です。文部科学省が示している「学力の3要素」(①知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体性・多様性・協働性)のうち、「知識・技能」はもちろんのこと、「思考力・判断力・表現力」を見る入試になっています。具体的には、ただ単純に答えを出すだけでなく、式の考え方を言葉で説明させたり、グラフや表から読み取れることを説明させたりする問題が必ず出ます。また、時事問題もよく出題されますので、ニュースにも敏感になってほしいですね。

 

 

ハヤミズ
「なんだか聞くだけでハードルの高さを感じます。。。ですが、思考力・判断力・表現力は社会人になってからも必要な能力です。受験をきっかけにトレーニングできると良いですね」
「あの・・・附属中に入りたいときは、中学受験ではなく小学受験の方が難易度って低いですか?中学受験のハードルが高くて・・・笑」

 

 

広田先生(志学)

「附属小の児童は、中学入試の結果に関わらずほとんど附属中へと入学していきます。そういった意味では、小学受験からチャレンジした方がチャンスが多いように思えます。
しかし、富大附属小入試では70名程度しか募集されません。うち約20名が附属幼稚園から進学しますから、さらに枠が狭くなります。また、小学校に入学するには学力とは別の条件も必要となってきます。例えば、通学時間が40分以内の近隣地域からの募集に限られています。富山市以外の遠方から小学校に通わせることはかなり難しいですね。
公立小学校から附属小学校へ転入という方法もあります。毎年3月中旬に転入検査があります。ただ、募集人数はどの学年も例年1名程度。学力が問われるため、その1名の合格者も出るとは限りません。弊社に今年転入検査に合格した4年生の子がいるのですが、転入せずに6年生になって受験したとしても、たぶん合格できます。それくらいの学力を持っています。
結果として、小学受験を通して中学受験する方が附属中に合格できる可能性が高い、とは言い切れませんね。」

 

 

ハヤミズ

「附属小学校に通学するために引っ越しをしたという話も聞きます。小学校も中学校も狭き門ですね」

 

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インタビューは次回はコチラ

「受験勉強で塾を使うメリット」「附属中学卒業後の進路」などをインタビューしています!

 

 

☆インタビューにお答えいただいた先生がいる塾☆

 

広田先生がいる! 志学アカデミー 富山本校はコチラ

 

大野先生がいる! 能力開発センター 富山本校はコチラ



 


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