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【高校生向け】教育情報・大学受験など

奨学金について考えたことありますか?  ママ記者レポート~vol.37

 

 

ママ記者レポートとは・・・親の役割として参考にしたい「フムフム」を子育て経験のあるスタッフがレポートします。自身が学んだことや子育てで経験したことをコラムにし、このサイトで紹介していく予定です。ほっと安心できてちょっと役立つ「フムフム」をみなさまにシェアいたします。

 

 

 

こんにちは。塾選び富山スタッフの利根川です。春は進学の季節。子どもが希望する進路へ進ませてやりたいと考えるのは親心ですよね。けれど、先立つものは限られているのも事実です。

 

 

富山県からの大学進学ですと、金沢や新潟、信州など近隣の県への進学の他、東京や名古屋など都市圏への進学も多く、下宿代が必要となることもありますよね。また「留学したい」というようなことも、あるかもしれません。今回は奨学金について調べてみました。

 

 

 

 

そもそも奨学金って?

 

 

 

 

 

 

ご存知のように、学業をするために必要な教育資金を国や地方自治体、民間団体に援助してもらうものです。最も代表的な奨学金は、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金で、現在奨学金を受けている学生のうちの90%以上が日本学生支援機構のものを利用しているようです。

 

 

奨学金には大きく分けて二つあり、卒業後に返済が必要な「貸与型」と卒業後に返済が不要な「給付型」です。できれば、返済の必要がない「給付型」を希望したいところですが、「給付型」の方が条件や審査が厳しい傾向があります。条件、審査とは、本人の成績、保護者の世帯収入、ひとり親家庭であるか、などです。給付型の枠は狭いため、日本で奨学金を受けている学生のほとんどは「貸与型」です。また、「貸与型」の中でも、無利子のものと有利子のものがあり、無利子の方が条件と審査が厳しい傾向にあります。

 

 

 

 

奨学金の申込時期と申込方法

 

 

 

 

 

例えば大学進学のための奨学金なら、高校3年生の春(5~6月)と、秋(10~11月)に高校経由で申し込む「予約採用」と、大学や短大に合格してから大学経由で申し込む「在学採用」(4~5月頃)があります。申込時期や方法などは学校の裁量にまかされているようですので、高校または大学などからの案内を随時チェックするとよさそうです。

 

 

 

富山県にも、県が独自で貸与する奨学金があり、ひとり親家庭と低所得世帯を中心に利用することができます。また、朝日町、高岡市、富山市では給付型の奨学金がありますし、魚津市、高岡市、砺波市、滑川市、南砺市では貸与型の奨学金があります。

 

 

 

また、医学生、看護学生、薬学生などの医療系学生向けの奨学金については、卒業後に県内で一定期間医療業務に従事すれば、返還が免除される制度もありますので、調べてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

奨学金の注意点 メリットとデメリット

 

 

 

 

 

 

まず、大前提として理解しておきたいことは、「奨学金の借主は、親ではなくて本人」だということです。親が借主となる「教育ローン」との一番大きな違いです。今、奨学金を返せない人が増えていることが社会問題にもなっています。終身雇用が当たり前だったひと昔前の日本と違い、就職したらずっと安定したお給料がもらえるとは限りません。どうしても困った時には、返済猶予や救済制度もあるようですが、奨学金も「借金」だということを強く認識しておくことが必要そうです。

 

 

 

実際に奨学金を利用して進学した友人に聞いてみました。彼女は高校3年生の時に母子家庭になり、進学先を検討していた際に高校の進路指導の先生から奨学金を進められたそうです。彼女の場合は短大に進学し、その後に4年生大学に編入したこともあり、合計4本の貸与型奨学金を利用したとのこと。卒業後就職してから、一番多い時で毎月3万円ほど、卒業から15年経った今は無利子の奨学金1本で月5千円ほどを返還しているとのことでした「自分の人生、責任を持ってよく考える機会になったよ」と頑張り屋の彼女は言いますが、高校生の時点でどれだけ自分の人生を計画できるか、責任を持てるかは、個人差があるように思います。

 

 

 

「なぜ奨学金が必要なのか?」現実的に色々と想定しながら、家族でよく話し合い、計画を立てることが大切になりそうです。現在日本では、大学生の2人に1人が何らかの奨学金を利用していると言われています。上記の彼女の場合は「奨学金を借りるか、進学をあきらめるかの2択だった」とのことで、彼女は奨学金のおかげで夢をかなえられたといえるでしょう。けれど、先の見えにくい今の日本で、働きだす前から多額の「借金」を抱えるのは、相当な苦労があることは想定しておく必要があります。子どもの性格、将来やりたいこと、その業界の将来性、家計や家族の状況など、よく考えて、一番よい選択をしていきたいと思いました。

 

 

 

参考富山県の奨学金 奨学金.net

   独立行政法人日本学生支援機構 HP

 

 

 

 

 

Written by スタッフ利根川

2児の母親。県外出身、富山県射水市在住。何事にも直球でむかっていく長女、変化球のツンデレ次女と夫との4人家族。読書とピクニックが好き。

 

 

 

春はお子さんの学習意欲も高まりやすい時期です。富山市をはじめ高岡市、砺波市、射水市、魚津市、黒部市、南砺市など、富山県内全域のおすすめの学習塾、個別指導塾、家庭教師をご検討でしたら、春休みを前にぜひ相談ください。お子さんにとって、ぴったりあった相性の良い塾・個別指導、家庭教師について、弊社サロンにて無料で相談ができます。(要予約)お子さんとご一緒に、または親御さんだけでのご相談も可能です。お待ちしております。

 

 

 

 

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