「いよいよ受験が近づいてきてうちの子、不安でなかなか眠れないみたい…」
「良い睡眠が免疫力を高めるというから、たっぷり眠って欲しいのだけど…」
大切な時期にお子さんが睡眠不足で体調を崩さないか心配になっている親御さん、いらっしゃるのではないでしょうか。
こんにちは、お子さんにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」のスタッフの稲泉です。
睡眠時間が8時間以内の人は、それ以上眠っている人に比べて3倍も風邪をひきやすいという結果があるのをご存知でしょうか。
風邪やコロナウイルスに負けないために、良質な睡眠をとって体調を万全にしておきたいですね。
今回は大切な時期に体調を崩さないため、親が知っておきたい良質な睡眠をとる方法をお伝えします。
入浴する時間を、眠る30分前にすると寝つきがよくなります。
温かいお湯につかることで一時的に体温を上げ、その後ゆるやかに下げることで、入眠しやすくなるというわけです。
とはいっても無理に体温を上げようと熱すぎるお湯に入ると、交感神経が興奮状態になって目が覚めてしまいます。
38°~40°のお湯にゆっくり浸かって、心と体をリラックスさせましょう。
夕食は寝る3時間前までに終わらせるようにしましょう。
寝る直前に食事をとると、意識は眠っていても体は消化し続けるため、完全に休むことができません。
とはいっても学習塾や習い事に通っていると、寝る3時間前までに食事を終わらせるのが難しいかもしれませんね。
そんな場合は、せめて睡眠をとる2時間前に、胃腸への負担が少ない食事をとるよう気を付けてみてはいかがでしょう。
体と脳をしっかり休ませるため、「寝る3時間前に夕食をとる」「遅くなるなら消化にいい食事をとる」この2つを心がけたいですね。
風邪をひかないためにと、寝室の温度を高くして眠っていませんか?
人間は高めの温度より、低めの温度にした方が快適に眠ることができます。
部屋の気温は、冬ならば20°前後に設定しておくと良いでしょう。
また、部屋の湿度が高い方が眠りやすいといわれています。
加湿器を使うのが一番ですが、ない場合は寝室に洗濯ものや濡れタオルを干すことで部屋を加湿することができます。
湿度を高くすると喉が潤うので、風邪の予防にも効果的ですよ。
寝室の照明もまた、大切です。
「寝るときは豆電球をつけている」というかたもいらっしゃると思いますが、なるべく目に直接光が入らないようにするのがおすすめです。
部屋を真っ暗にするか、足元に近い場所に柔らかい光を配置するようにしたいですね。
ゲームやスマホのブルーライトが、人間の意識を覚醒させてしまうという話は有名ですね。
もちろん、夜寝る前にゲームやスマホをやってしまうと頭が覚醒するので、眠りづらくなってしまいます。
そんな夜更かしの原因になるゲームやスマホで遊ぶ時間を、朝にもって行くのはどうでしょうか?
睡眠の邪魔になるゲームやスマホですが、朝ならば眠い頭に刺激を与え、スッキリと覚醒させてくれます。
ゲームやスマホに夢中になってしまう子どもには、「夜はダメだけど、早起きして朝にやるならいいよ」と提案してみませんか?
自分で早起きする上しっかり覚醒するので、寝坊や遅刻の心配もなくなりそうですよ。
「寝る前の時間に、なんとなくスマホやテレビを見てしまい、そのまま夜更かししてしまった…」こんな失敗、ありませんか?
この「ついやってしまった」という時間が発生しないように、寝る前にやることをルーティン化するのはどうでしょう?
例えば、「寝る30分前にお風呂に入る→部屋のライトを少し暗めに落とす→ホットミルクを飲みながら15分ほど読書する→歯磨き→寝室へ行って眠る」という風に。
寝る前にやることをルーティン化する=入眠儀式化することで、「私は今から眠る」ということを体と脳に伝えることができます。
入眠儀式を経て寝室へ向かえば、自然に眠ることができますよ。
免疫力を上げる睡眠習慣を作る方法をまとめてきました。
良質な睡眠は、日頃の心の疲れを取り除き、免疫力を上げ、子供ならば体の成長を促します。
いよいよ高校受験!という子どもを持つ親御さん、受験本番が近づくとついおろそかになりがちなのが睡眠時間です。
お子さんが無理をしすぎて体調を崩さないように、生活リズムを整え、消化に良い食事を用意し、良質な睡眠をとるように家族で応援したいですね。
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で6歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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