ついだらだら過ごしてしまいがちな夏休み。
時間があるからこそ、子どもに自分でスケジュールを管理する力を身につけて欲しい!と考える親御さん、いらっしゃるのではないでしょうか。
こんにちは、お子さんに最適な学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」スタッフの稲泉です。
休み中、スマホやゲームばかりしている子どもを見ていると「宿題をちゃんと進めているの?」「時間を無駄にしているんじゃない?」など、心配になってしまいますね。
今回はそんな夏休みをのんびり過ごしてしまいがちなお子さんにおすすめの、付箋スケジュール管理術をお伝えします!
ご紹介するスケジュール管理術は100均などで、気軽に手に入る付箋を使って手軽に始めることができるので、ぜひ取り入れてみて下さいね。
ところでスケジュール管理ができると、どんな良いことがあるのでしょうか?
なんとなく良さそうだけど…?という方に向けて、スケジュール管理力を身につけるメリットをまとめておきますね。
(1)自己肯定感が上がる
スケジュールを作るということは、「日々の目標を作ること」と言い換えることができます。
目標をつくり実行できると、「目標を達成することができた」という成功体験を重ねることができます。
成功体験の積み重ねは、自己肯定感の向上につながりますよ。
(2)長期的な目標を達成するための、作業の切り分け方がわかる
大きな目標を達成する時は、スモールステップを作ってひとつひとつこなしていく必要があります。
受験や部活動の大会など、長期間にわたって大きな目標と付き合って行くのは、心身ともに大変なもの。
日々のスケジュールを組むことは、「目標達成までの作業を小分けにするにはどうしたらいいか」を考える練習になります。
(3)無理のない計画がたてられるようになる
スケジュールや目標を作り慣れていないと、「1日で宿題を全部終わらせる」というふうに、実現が難しい計画をたててしまいます。
実現不可能な計画をたててしまうと、睡眠時間をけずったり、実行できずに挫折感を味わったりといいことがありません。
計画→実行→検証のサイクルを繰り返すことで、自分にちょうどいい量のスケジュールを作れるようになりますよ。
スケジュール管理をすることを決めたら、子どもと100円均一ショップや文房具店に行って気に入ったデザインのスケジュール帳や付箋を購入しましょう。
自分の好きなデザインのものを購入することで、スケジュール管理をするためのモチベーションが上がりますよ。
おすすめは、縦に1日の時間軸が記録できるバーチカルタイプの手帳です。
バーチカルタイプの手帳なら、1日の予定を一目で把握することができますよ。
次にやることは、子どもと一緒に1週間の目標を作ることです(子どもが予定を立てるのに不慣れな場合は、翌日の目標を立てるところから始めましょう)。
子どもが大きすぎる目標や具体性に欠ける目標を設定しようとしたら、親が目標切り分ける方法をアドバイスして下さい。
【例】「夏休みの宿題を1週間で終わらせる」→「ドリルを1日〇ページすすめる」
それが終わったら小分けにした目標と、習い事や旅行・外出の予定を付箋に書きだします。
習い事など動かせない予定は赤い付箋、学習に関するものは青い付箋、遊びの予定は黄色など、用途や重要度に合わせて使うとわかりやすいですよ。
実際にスケジュール帳に付箋を貼っていきます。
1週間の記録を残したい場合はその都度付箋を作りますが、「とりあえず翌日の予定を立てるだけでいい」という場合はそのまま付箋を使いまわすことができます。
また「この日にやる予定だったけれどできなかった」という場合、付箋を次の日にそのまま貼り替えることができますよ。
スケジュール変更の時も、付箋を移動するだけなので簡単です。
週の終わりに振り返りタイムを作り、目標が達成できたかどうかを話し合い、できなかった場合何が問題だったのかを親子で話し合ってみましょう。
その際、例え達成できなかったとしても子どもを責めてはいけません。
あくまでも「問題を解決するにはどうしたらいいか」というふうに、客観的に話し合うことを心がけたいですね。
目標が達成できたかどうか、詰め込みすぎではなかったかなどの反省点をふまえて、新しい目標とスケジュールを作ってください。
繰り返し検証作業を行うことで、無理のないスケジュールを組めるようになりたいですね。
さて、気軽に始められる、スケジュール管理方法をまとめてきましたが…。
高学年や中学生になると、「親に言われてスケジュールをつくるなんて!」と考える思春期のお子さんもいるかもしれませんね。
そんな時は、朝起きる時間・夜寝る時間・食事の時間・習い事に行く時間など、親がざっくりと1日のスケジュールを作って、お子さんに見てもらって下さい。
その目的は、「1日の中で自分が使える時間は意外に少ない」「受験まで実はあまり時間がない」ということを子ども自身に自覚してもらうためです。
スケジュールを目に見える形にして見せ、自分の時間が有限であることを実感してもらうだけでも長期休暇の過ごし方を考える機会になるのではないでしょうか。
時間に余裕がある時期にこそ、目標をもって行動する意識や習慣を身につけたいですね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で7歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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