「塾に行っているけど、成績が上がらない」
「希望していた指導方針と違う」
「塾を変えたいけど、親に言えない」
「塾選び富山」の塾選び相談窓口には、そんな悩みを抱えた親子が訪れることがあります。
こんにちは、お子さんにぴったりの学習塾・個別指導塾をご紹介する「塾選び富山」の教育ライター稲泉です。
皆さんは、「転校」ならぬ「転塾(てんじゅく)」という言葉を聞いたこと、ありますか?
転塾は文字通り、今通っている塾をやめて他の塾に移ることです。
「ひとつの塾に通ったら、よほどの理由がないかぎり通い続けるものじゃないの?」と思われるかもしれませんが、
子どもが塾に通っている家庭の約62%が転塾を検討し、3人に1人は実際に転塾するというデータがあります。
もし子どもが通っている塾に対して不安があるようなら、転塾を視野に入れてみませんか?
今回の記事では、「転塾を考えたときに知っておいてほしいこと」と、「転塾を成功させる3つの注目ポイント」をご紹介します。
まず、あらかじめ知っておいてほしいのが、転塾にかかる作業と時間から生じるリスクです。
転塾したい塾や家庭教師の目星がついていればいいのですが、一から子どもに合いそうで自宅から通塾しやすい塾を探すとなると、情報収集に時間がかかります。
さらに、気になる塾へ体験入塾を申し込み、実際に体験し、本当に子どもに合うのか見極める作業があります。
また、新しい塾へ通い始めたら、子どもは新しい先生と一から関係を作り、通塾のための生活習慣を新たに作らなくてはいけません。
多感な思春期に起こる環境の大きな変化は、子どもの心身に負担をかける場合があることを理解しておきたいですね。
また、その負担は同様に新しい塾の先生にもかかります。
塾の先生も新しい児童・生徒の性格や苦手を把握し、指導計画を練る必要があります。
塾を選び、入塾し、先生と子どもが学習を軌道にのせるためには、早くて1~2か月は必要です。
つまりよほど要領よく転塾しないと、1~2か月かそれ以上、学業に空白の期間ができてしまう危険があります。
転塾は、受験本番にできる限り遠い時期に、できる限り短い期間で行うことが大切、というわけです。
「塾選び富山」のサービス、「塾選び相談」に転塾の相談で訪れる親子の多くは、「やめることを決意」してからいらっしゃることが多いです。
しかしやめる前にやってほしいのが、現在通っている塾に改善を求めることです。
例えば「成績が上がらない」のが不安ならが、そのことを学習塾に相談して、塾と家庭で対策を練ってほしいのです。
子どもが転塾したい理由を話してくれるようなら、親が話を聴いて塾に伝えるのも良いでしょう(☆子どもの話を聞くときは、不安な点や問題点を紙に書きだすことをおすすめします)。
転塾したい理由や塾へお願いしたい点などを先生に伝え、塾でどのような対策をしてもらえるか話しあってみて下さい。
またその際には、家庭でできることも聞いてみてください。
家での過ごし方を工夫することで、塾での勉強に効果が表れることも大いにありえます。
転塾を考える前に、慣れ親しんだ先生・環境を変えずに、切れ目なく学び続けることの大切さにも注目していただきたいです(先生との相性や引っ越しなど、やむをえない場合はその限りではありません)。
「話し合って、対策もしたけれど状況が変わらなかった」という場合、いよいよ転塾を考える段階になります。
次章では、転塾を成功させるために注目すべき3つのポイントをご紹介します。
いざ「転塾をしよう」と決めても闇雲に探していては、また同じ問題にぶつかる可能性があります。
塾を探す前に、転塾の原因となった問題や不安をリストアップしておきましょう。
【転塾の原因例】
・成績が落ちた(変わらなかった)
・先生と合わなかった
・お願いした指導をやってもらえなかった
・金銭面が厳しい などなど
転塾先を探すときは、その塾が前の塾で解消しなかった悩みを解決してくれるかどうかを基準に考えてみて下さいね。
よく親御さんから聞くのが、「前の塾は算数と英語しか教えてもらえなかったけど、次の塾は同じ時間で5教科を教えてもらえるんですよ!」という話です。
転塾の目的が、「5教科をまんべんなく指導してほしい」ということなら良いのですが、本来の目的が「算数・英語の成績を伸ばしてほしい」という場合、「全体的になんとなく伸びたけど、算数と英語の成績は落ちた」という結果になることもあります。
これではお得なように見えても、本来の問題が解消されていません。
「得だから」「安いから」という情報には飛びつかず、転塾したいと思った当初の理由を振り返り、本当に問題解決につながるのか、そしてわが子に合うのかを慎重に考えてみて下さいね。
仲の良いママ友が「あの塾の先生はいい先生」「あの塾は料金が安い」などと言っていると、つい信じたくなってしまいますね。
しかしその意見が、何に基づいているのか、ただの主観的な感覚によるものではないか、確認してみてほしいのです。
いい先生だと思ったなら「なぜいい先生だと思ったのか」、安いと思ったなら「どこと比べて安いのか」、「なぜ安いと思うのか」など、事実や見て情報収集するよう心がけて下さい。
直感で決めたくなるときもあると思いますが、客観的事実や数値を参考にして判断するようにして下さいね。
「転塾前に知っておいてほしいこと」と「転塾を成功させる3つの注目ポイント」についてまとめました。
「とはいっても今の塾の先生はいい先生だし、やめにくいな…」と、ためらってしまう親子もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが実際に、「塾選び相談」で上記の3つのポイントをもとに転塾した中学2年生が、定期テストで50番も成績がUPしたという例があります。
もし現在の塾でなかなか結果が出ないようなら、転塾を検討されてはいかがでしょうか?
せっかく転塾するなら、子どもの力を引き出してくれる塾をみつけたいですね。
「今の塾に子どもを預けておいて大丈夫?転塾したほうがいい?」そんなふうに思ったら、「塾選び富山」のサービス「塾選び相談」を利用してみませんか?
専門の「塾選びアドバイザー」が、お子さんの現状を踏まえて、塾に改善を求めたほうがいいのか、転塾したほうがいいのかをお答えします。
無料で相談を受け付けていますので、気になる方はこちらより、「塾選び相談」にお申し込みください(要予約・LINEでも予約受付中)。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
子どもにぴったりの学習塾を紹介する「塾選び富山」の教育ライター。
現在、富山県で9歳男児子育て中。
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