
「うちの子、全く読書をしなくて心配。何か読書を始めるきっかけがあるといいのだけど・・・」
「社会問題に興味を持ってほしいけど、ニュースや大人用の新聞だと分かりにくいみたい・・・」
こんなお悩みを解決するのにぴったりなのが、「子ども新聞」です!
こんにちは、子どもにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」の教育ライターで元塾講師の白崎です。
新聞というと白黒の紙面にびっしりと書かれた文字を想像して、「うちの子には難しそう」と思う親御さん、多いのではないでしょうか?
「子ども新聞」とは子ども向けに作られた新聞で、読書が苦手なお子さんでも気軽に読めるように社会のできごとが分かりやすく書かれています。
本記事では、「子ども新聞」の魅力と、おすすめの新聞を4つ紹介します!
まず、「子ども新聞」をおすすめする理由をお伝えします。
「子ども新聞」には、ちょっと読んでみようかなと思える工夫がたくさんありますよ。
まず、新聞は全面カラーで印刷されており、漢字には全てふりがなが付いています。
またイラストや写真を多用し、難しい言葉には解説があるので読み進めやすくなっていますよ。
お出かけ・イベント情報など、子どもが興味を持てるような情報が満載です。
環境問題や政治、世界の紛争などのできごとは、子どもに難しいイメージを与えてしまうことがあります。
「子ども新聞」の記事は、1つ1つのできごとが自分の生活にどう関わってくるのか分かりやすい言葉で説明されています。
国内外のニュースも、身近に感じられるようになりますよ。
文部科学省が行った「令和5年度全国学力・学習状況調査」では、国語、算数・数学、英語の各教科において、新聞を読む習慣がある小中学生ほど正答率が高くなるという調査結果が出ました。
どの教科においても必要なのは、問題を読んで内容を理解する読解力です。
「子ども新聞」にはニュース記事だけではなく様々なジャンルの記事が掲載されており、定期的に新聞を読むことで次第に文章を理解する力がついていきますよ。
「子ども新聞」に掲載された記事の内容が、入試問題に頻繁に採用されています。
中学入試では国内外のニュースに関する問題が社会で出題されるのはもちろん、理科や国語でも取り上げられた実績があります。
また、国際情勢や社会問題が高校・大学の推薦入試の面接や小論文のテーマになったこともあるので、「こども新聞」を読んでおくと受験にも役立ちますよ。
「子ども新聞」は読むだけではなく、自由研究や自主学習に利用できるコンテンツがたくさんあります。
記事を読んでから取り組むワークシートやクイズがあるので、楽しみながら普段の勉強に取り入れることができますよ。
また、親子で一緒に新聞を読んで感想を話し合ったり、「こんな時、自分ならどうする?」といった意見交換をしたりと親子間のコミュニケーションにも役立ちます。
次章では、おすすめの「子ども新聞」を紹介します。
①「朝日小学生新聞」
●新聞の特徴
「朝日小学生新聞」はニュース記事はもちろんのこと、学習漫画や趣味・スポーツ記事など子どもの興味をひく内容がたくさん取り上げられています。
私のイチオシは、朝日新聞に掲載されている「天声人語」というコラムの子ども版「天声こども語」です。
「天声こども語」は、季節や話題のニュースを紹介するコラムです。
書き写すことで文章のまとめ方や語彙力が身に付くので、文章を上手に書けるようになりたいお子さんにおすすめです。
「天声こども語」を読んで自分の感想を書いたり、内容を要約したりと自主学習に取り入れてみて下さいね。
●発行頻度
毎日発行
●ページ数
8ページ
●月額料金
新聞2,100円(税込)・WEB版1,900円(税込)
●春の進級・新入学おめでとうキャンペーン
紙の新聞を申込みの方→全員に学習グッズをプレゼント
WEB版を申込みの方→購読料1ヶ月無料
②「朝日中高生新聞」
●新聞の特徴
「朝日中高生新聞」は1週間分のニュースがコンパクトにまとめられているので、さっと短時間で目を通すことができます。
中高生向きとは言え、解説が多いので大人向けの新聞を読むのはまだ抵抗があるお子さんにおすすめです。
私のイチオシは、読者が「朝日中高生新聞」の紙面作りに参加できる制度「朝日中高特派員」です。
この制度を使えば、記者と一緒に取材をして記事を書く経験ができます。
情報を発信することに興味があるお子さんは、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
●発行頻度
週刊/日曜日発行
●ページ数
20~24ページ
●月額料金
新聞1,200円(税込)・WEB版1,050円(税込)
●春の進級・新入学おめでとうキャンペーン
紙の新聞を申込みの方→全員に学習グッズをプレゼント
WEB版を申込みの方→購読料1ヶ月無料
①「読売KODOMO新聞」
●新聞の特徴
「読売KODOMO新聞」は紙面いっぱいに掲載された写真やイラストに加え、「名探偵コナン」が登場するのが特徴です。
私のイチオシは、新聞を読み解きながら時事問題に答える「ウィークリー学習シート」です。
新聞の中の時事ニュースから出題されたクイズで、毎週土曜日に問題と解答がPDFでダウンロードできるようになっています。
過去の学習シートもさかのぼってダウンロードできるので、社会のニュースをしっかり復習できますね。
●発行頻度
週刊/木曜日発行
●ページ数
20ページ
●月額料金
550円(税込)
●春の入学・進学おめでとうキャンペーン
新聞を申し込みの方→ポケモン手提げバッグをプレゼント
②「読売中高生新聞」
●新聞の特徴
「読売中高生新聞」も「読売KODOMO新聞」同様、イラストや写真・グラフが多く読みやすい記事になっています。
私のイチオシは、中高生のお子さんにぴったりの「未来を生きる10代のための情報」です。
大人のマナーや作法を学ぶコラムや投資や金利などのお金にまつわる話を分かりやすく教えてくれるコーナーなど、学校や塾では教えてもらえない知識を得られるのが魅力です。
スマホで時事問題を学べる「時事王ドリル」も、空き時間に手軽にできておすすめですよ。
●発行頻度
週刊/金曜日発行
●ページ数
24ページ
●月額料金
850円(税込)
●新入学・進学おめでとう!春のご購読キャンペーン
新聞を申し込みの方→「ポケモンといっしょに!ティーンのぶっちゃけ!英会話」をプレゼント
●新聞の特徴
「中日こどもウイークリー」は中部地方の9県を配達エリアとしているので、全国ニュースはもちろん中部地方の話題も取り上げている新聞です。
私のイチオシは、いろいろなことに挑戦する企画「まなぶぅとやってみよう!トントン拍子」です。
料理やスポーツ、中部地方にあるアトラクションなどお子さんがやってみたい!と思えるような企画が紙面と動画で紹介されています。
お子さんの好奇心を育てる企画に親子でチャレンジしてみてはいかがですか?
●発行頻度
週刊/土曜日発行
●ページ数
12ページ
●月額料金
550円(税込)
●春のキャンペーン
新聞を申し込みの方→「オリジナルプレゼント」進呈
●新聞の特徴
「毎日小学生新聞」は読者が書いた記事や写真を掲載したり、自分の考えを投稿したりと紙面作りに参加できるコーナーが多い新聞です。
私のイチオシは、「正解のない問い」に3人の哲学者が回答してくれる「てつがくカフェ」です。
「お金と命どちらが大事?」「どうして宿題をしないといけないの?」のような読者からの質問に対して考えを答えてくれます。
哲学者の意見を読んで自分はどう思ったかを親子で話し合ったり、考えを作文にまとめてみたりするのもいいですね。
☆「毎日小学生新聞」は富山県内の配達がないので、デジタル版のみの購読になります。
●発行頻度
毎日発行
●ページ数
8ページ(土曜日12ページ)
●月額料金
1,610円(税込)
おすすめの「子ども新聞」について紹介してきました。
「読書をする習慣のない子どもが新聞を読むなんて、ハードルが高いのでは?」と思う親御さんが多いかと思いますが、難しく考える必要はありません。
大人でも新聞を端から端まで全部読む人は、少ないのではないでしょうか。
はじめは、新聞に載っている漫画に目を通すだけで良いのです。
少しずつ興味のある記事を読み続けることで、文章を読む習慣がついていきますよ。
「そうは言っても、いきなり契約するのは・・・」とためらうようでしたら、まずはお子さんが普段過ごす場所に無料で取り寄せられるお試し版の「子ども新聞」を置いてみて下さい。
お子さんが手に取って読み始めたら、定期購読を検討してみて下さいね。
「新聞を読み始めたけど、子どもが記事の内容をもっと詳しく知りたいみたい・・・」とお悩みなら、「塾選び富山」の「塾選び相談」をご利用下さい。
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--------------------この記事を書いたのは--------------------
白崎 真弓 (しらさき まゆみ)
塾選び富山所属の教育ライター/元塾講師
好奇心旺盛な娘と体力が有り余る息子の子育て奮闘中。イベントやワークショップに子連れで良く参加している。
趣味は旅行、ヨガ。
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