こんにちは!田畑です。
塾ジャーナルの2020年7月号を読んでいて面白かった記事を紹介したいと思います。
今回は「新型コロナ収束後の塾教育の変化」と題して中高進学研究会の代表である西川さんが寄稿していた記事についてです。
西川さんはこの記事で「現状下での対応力」「ICT活用の捉え方」「バランス」という視座から文章を書いていらっしゃるのですが、その中でも「ICT活用の捉え方」の内容を読んでいて考えさせられたことがありました。
~以下引用~
…オンライン授業への移行問題に直面し、…見聞きする考え方の中に、少し違和感を覚える面がある。
1つはICT活用を強力に推し進めるだけの財源や知識や環境がないことを理由に、従来のスタイルを維持し、ICT導入をを否定する考え方である。そして、もう1つは、ICT活用こそが正しく、その方向性に進まないことを否定する考え方である。…
…さらに今、自戒を込めて感じるのは、自己満足漢への反省である。ICT整備の充実度に意識を取られ、結果に繋がる対応策であるかどうかの検証が疎かになってはならない。
~以上引用~
新型コロナウィルスの影響を受けて、愉開塾でも授業動画を撮影して生徒たちに自主的に学習に取り組んでもらう方式を採用しました。
毎週新たな授業を進めていくために、10~20分程度の動画を1週間に9本以上撮影しています。
一発撮りで編集もしていないので、動画の質としては低いものの、授業の質としては高いものを作成しているつもりです。
しかし、この方式で学習を進めて本当に効果があるのかは2週間後に迫る期末テストの結果で分かってきます。
中間テストが省かれてしまった分、テスト範囲は広く、授業の進むスピードが速かったため、どれだけ子どもたちが理解できているのかが問題です。
繰り返し復習に取り組んでもらっているものの、これからの2週間が今後の愉開塾にとっての分かれ道になるかもしれません。
授業動画を作ったからといって安心していてはいけません。
授業は動画を見て受けてもらうことで、僕が生徒1人1人とコミュニケーションを取る時間は増えました。これを活かして生徒の知識の定着具合を細かく確認していきたいと考えています。
また、授業動画は繰り返し視聴することができるため、このテスト期間にも生徒たちにはフルで活用してもらいたいと思っています。
新型コロナウィルスの影響で一番困っているのは生徒たちです。
彼ら彼女らの頑張りを最良の形でサポートできるようにさらに試行錯誤を重ねていきたいと思います。