小学校ではクラス担任の先生が、ほぼすべての教科を教
えてくれました。朝の会から帰りの会まで、一日中同じ
先生と過ごすことが多かったと思います。
しかし、中学では各教科の指導は教科担任制と言って教
科によって教える先生が変わることになります。
また、授業時間も一コマが４５分が５０分へと少し長く
なります。
算数は数学に名前が変わります。数学は小学校で学んだ、
整数の性質・分数と少数の混合算・速さの問題・比と割
合・一当たり量・比例・図形などを基礎として授業が展
開されます。
それらが理解不足のままでいると、中学１年で習う、文
字式の計算・一次方程式の理解がぐらつき、一次関数や
２年で習う連立方程式にも影響することにもなります。
さらに、英語の学習が本格的に始まります。
現在、中学で学ぶ英単語は1,200語くらいですが、新指
導要領では、４割ほど増えることになります。1,600語
から1,800語くらいまで増加する予定です。
さらに、先ごろ大学入試でも話題なったように、実践的
に英語で表現する力が、重視されるようになります。
英語を用いての、スピーチ、プレゼンテーションの機会
が学校の授業の中で増えることになります。
ところで、中学生が英語でつまづくとき最も多いのが、
「単語を覚える」こととも言われています。
日常的に、英語を使う生活をしていないわけですから、
覚えるときも、四六時中に耳から聞いて、眼から読んで
自然に覚えるという訳にはいきません。繰り返し読む・
書いて、意識的に覚えるしかないわけです。
新中学1年生となる人に、とりあえず言いたいことは、
もしいま算数で苦手な分野があれば、なるべく早い機会
に克服すること。
そして、英語は、まずは単語が大事と考え、英語を学ぶ
度に出てくる知らない単語は、早いうちから覚えていく
ことを勧めたいですね。
他の教科に、もちろん大事なことがありますが、とりあ
えず中学校に進学して、まずは大事な2点だと思います。
ぜひ、この春から心掛けて学習を進めてください。
次回以降に、中学のテストや部活について、そして、少
し気が早いですが、高校入試について説明します。
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