今回は、高校生活について、その勉強の進め方です。
進学校と言われている高校の授業は、予習が前提に組み
立てられています。それだけではありません。授業の進
みが早くて速いのです。特に英語・数学がそうです。
数学を例にとります。高校1年で数学ⅠとAを、2年で
ⅡとBを、そして理系ならば3年生で数学Ⅲを学習する
のが建前です。しかしそのように進んでいては、大学
入試のための準備が十分にできないことになります。
そこで、普通の進学校では、Ⅰ・Aは1年の2学期半ば
に終了し、すぐにⅡ・Bを始め、理系では2年の1学期
に終了させ、2学期からはⅢへと進み、3年1学期には
数Ⅲを終了させるのが普通です。
そして夏以降、大学入試のための問題練習が続きます。
数学だけでなく、ほかの教科も遅くとも3年生の2学
期の初めにはカリキュラム内容を終えます。
このように早く進むために、学習したことを定着させ
るための練習は、学校ではあまり取り組むことはでき
ず、宿題・課題として家庭学習に振り分けられます。
さらに、中間・期末の定期テストがない月に、実力テ
スト(課題テスト)によって、家庭の課題練習による学
習内容が定着しているかが、定期的に評価されます。
その上、進研模試や河合塾・Z会・駿台などの全国規
模の模試を受けることも必要です。大学入試は全国で
の戦いですから、あなたの力が全国の中でどれくらい
に通用するかを、知る必要があるからです。
このように、進学校と言われる高校では、各教科の予
習と家庭学習の課題に追われることになります。だか
ら学校の授業を集中してしっかり聞いて、その場で理
解することを心がけていくことが大切です。そうしな
いと"時間のやりくり"がつかないのです。
まとめると、これから始まるあなたの高校の授業にお
いて大切なことは「学校の授業に遅れずに学習を進め
る」ことと言えるのではないでしょうか。結局は、遅
れることがなかった人が、学校が示す課題に応え続け
た人が、第一志望大学に合格することになります。
ではどうすれば、そのようになれるのでしょうか。
そのため心構えや、いろいろな取り組み方を示すこと
はできますが、万人に通用するような「**をすれば
必ずできる」という方法論はありません。
これから、この1学期の間で、自分に合った取組み方
を探しだして、試していかねばなりません。
そのための、良い方法を提案します。
「学校の授業に遅れずに、学習を進め成果を出してい
る人」を探して、方法を教えてもらいまししょう。そ
して、その方のまねをすることから始め、少しずつ自
分らしさを加えて行ってみてはどうでしょうか。
たとえば、「蛍雪時代」などの学習雑誌やネットに掲
載された第一志望大学に合格した体験者の手記からそ
の内容を読み取り、試してみてはどうでしょうか。
あるいは、塾の先生に、塾に通いつつ塾を上手に利用
していた卒業生の話を聞いたり、講師の大学生に尋ね
ることもいいですね。さらに、文武両道を実践してい
る部活の先輩からその極意を聞くこともいいですね。
なるべく、早い機会にその方法を知り、自分で試して
自分に合っている方法論かどうか、実践しながら確か
めることが大事です。
大変かもしれませんが、1学期中にこれはと思う方法
の試行錯誤を行い、夏休み中に、その成果を確かめて
修正を加え、2学期に備えるのがいいと思います。
長くなってしまいました。大学入試については、稿を
改めて書かせてもらいます。
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