こんにちは。塾選びアドバイザーの早水由樹(はやみずゆき)です
私たちが運営している塾選び富山の無料相談窓口には、日頃、学習塾や家庭教師選びに悩む保護者がお越しになります。
そんな保護者がよく口にされるのが、「我が子をやる気にさせてほしい」ということ。
今回は、子どもの主体性を高め、勉強に前向きにさせてくれる先生とはどんな先生なのか。私たちが県内の塾を100校以上取材して気づいた特徴をまとめました!
2回にわたり掲載する予定です。今回は、1回目です
やる気にさせてくれる先生の特徴とは?
真っ先に思い浮かぶのは、「子どもの趣味を知っている」ということ。
先生が子どもの趣味を知っていることで得られる良い影響が2つあります。
良い影響1つめ。子どもとの信頼関係を築けることです。「先生が言うのだから、もう少し頑張ってみよう」「先生が褒めてくれたから、もっとやってみたい」など、先生の発言に耳を傾ける最初の段階が、お互いの信頼関係だと思います。では、どうやって信頼関係を築くか。
大人の世界だったら、先生の実績や周りの人からのお薦めがあることで信頼が担保されることがあると思います。昨年、富山市と高岡市で尾木直樹先生(尾木ママ)の講演がありました。両会場合わせると1000名以上の来場があったそうです。一方、同じタイトルで講演したとしても聞いたことがない人が講演すると、来場数は尾木ママにはかなわないと思われますよね。このように、大人の場合は相手の実績で判断することがあります。
では、子どもの場合は、信頼関係を築くにはどうしたら良いでしょうか。それは、「相手が自分の話を聞いてくれる」ことが根底にあると思われます。自分の話を聞いてくれる人が好きなのです。子どもが話した趣味や好きなアイドルの話を先生が覚えていると気づいた時、信頼関係が生まれるきっかけになります。そんな先生が言うことをやってみる、その結果成績が伸びる。より先生のアドバイスを取り入れたくなる、そしてまた成績が伸びる。この循環を作れる先生が、「やる気を引き出してくれる先生」の共通点だと感じています。
良い影響2つめは、指導の分かりやすさが向上することです。
例えば、英語では中学1年生で代名詞の変化(I,my,me,mineなど)を学びます。しかし、テストでは my pen ではなく、me pen などと書いてしまう生徒がいます。それは、「アイマイミーマイン」は暗記しているけれど、「~は」「~の」「~が(を)」「~のもの」という順番を覚えきれていないからです。こんな時、生徒の趣味を把握している先生だったらどう教えるか。「私は」「キスマイの」「ことが」好き。「藤ヶ谷君は私のもの」などと生徒がイメージしやすい例に変えて教えると思います。このように、生徒の趣味や好きなものを把握することで、信頼関係の構築だけではなく授業の分かりやすさにもつながると考えられます
次回は、やる気にさせてくれる先生の特徴。パート2をお伝えしますね!
塾・受験のことなど・・・直接相談してみたい方! 詳細ページはこちら