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親のあり方を学ぼう

【ママ記者レポートvol.5】うちの子は、どうして先生に質問しないのか

 

ママ記者レポートとは・・・親の役割として参考にしたい「フムフム」を子育て経験のあるスタッフがレポートします。自身が学んだことや子育てで経験したことをコラムにし、このサイトで紹介していく予定です。ほっと安心できてちょっと役立つ「フムフム」をみなさまにシェアいたします

 

 

こんにちは!塾選び富山スタッフの山本です。さて、子どもの学力向上の最初の一歩は、“勉強に興味をも持つこと”に異論がある人はいないと思います。知的探究心がますます旺盛になった頃、「これはどういうことかな?」と疑問の数も増えていきますよね。先生に質問する機会も自然と増えていくのではないでしょうか。

 

そう考えた時、我が子が相変わらず先生に質問する様子を見せないと、「この子本当に大丈夫かしら?」「勉強に興味がないのでは?」と不安になる親御さんも多いと思います。授業参観で挙手しない我が子の姿を見て、さらに不安が募ったり…。果たして子どもが先生に質問しないのは、勉強に興味がないからか。それとも別の理由が存在するのか、そのあたりをまとめてみました。

 

 


面倒だから質問しない!?

 

 


ある調査結果によると、授業内容や問題集でわからないことがあった場合に、先生に質問しない生徒が約6割もいることがわかりました。しかも、質問しない理由については「質問するのが面倒だから」という回答が一番多く、続いて「先生に話しかけにくい」や「どう質問していいかわからない」「みんなの前で質問をすると恥ずかしいから」という根本的な問題から、根が深そうな問題を含んだものまでありました。

 

実際、私も息子たちに聞いてみたところ「授業中にみんなの前で質問したくない。まわりがわかったと頷いている中で“アイツこんな問題も理解できていないの”と思われるのがイヤ」「みんなの前で質問するのは恥ずかしい」と言っていました。また「自分が質問しなくても、他の人が聞いてくれるのを待つ」「自分の質問はたいしたことじゃないと思う」とどんどん出てきて、親として悲しくなりました。

 

 


質問のレベルにもよる

 

 


調査結果の中で最も多かった“面倒だから”は、つまりは勉強自体が億劫だからではないでしょうか。人間が面倒臭いと感じる心理は、やりたくないことをやる時です。前出した「興味が湧く=質問が出る」の逆の図式、「興味が湧かない=質問が出ない」があてはまることになりますよね。

 

あまりにわからなさすぎて質問ができないというパターンもあります。きっと先生に質問しても、「おまえは何を聞いていたんだ」と言われてしまうかと思うと、質問できなくなるのかもしれません。我が子が授業中、先生やクラスメートに気をつかう姿を想像すると、親としてはなんともやるせない気分になりますね。

 

また、集団授業では、勉強への理解レベルがさまざまです。質問によっては、授業を遅らせる原因にもなると、子ども達なりに気を使うところがあるのも事実でしょう。ただ、勉強に興味があるのに疑問を放置してしまうのはもったいない限りです。

 

 

 


どこがわからないのかをハッキリさせる

 

 


では授業中に質問できない場合はどうするか?質問レベルを気にする場合は、ひとまず教科書で徹底的にわからないところを調べるという努力も必要でしょう。授業中にストレートに質問するのは恥ずかしいという場合は、先生に別の例題を出してもらうのも手です。私の息子が通う学習塾でも、先生自身がよく例題やたとえ話をして数々のパターンで説明してくれるので、とてもわかりやすいと言っていました。

 

生徒から「この数字の場合はどうなりますか?」「他の例題でも説明してもらえますか?」と聞けば、理解を深めたいという意欲のある姿にも見えますし、すでに理解している生徒にも有益になりそうですよね。大人でも違うパターンで教わったらわかるようになった、ということはざらにあります。

 

無知には5つのレベルがあるというFive Orders of Ignoranceなる論文があります。レベルは以下の通りで、

1.    全部分かっている
2.    分からないことが分かっている
3.    分からないことが分からない
4.    分からないことが分からない状況を何とかする術を知らない
5.    無知にレベルがあることを知らない

わからないという子どもが、一体どのレベルかをハッキリさせ、親子で協力して質問を作るのもいいかもしれませんね。

 

 

 

written by スタッフ山本
中学1年生・小学5年生の男の子の母親。読書・映画・マッサージが大好きです。子どもがまだ幼い時は手を焼いて悩んだものですが、子どもの年齢が二桁になるとあの時が懐かしくなります。ママが笑顔でいることが子どもの幸せ。元気をおすそ分けできる情報をお届けします!

 

 

 

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