「最近子どもの元気がない。何があったか聞いても返事すらしてくれない…」
「子どもの相談によかれと思ってアドバイスをしたら、機嫌を損ねてしまったみたい」
子どもが悩んでいる様子に、「どうしたの?」「何でも話して」とつい問い詰めてしまったこと、ありませんか?
こんにちは、子どもにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」スタッフの平です。
思春期の子どもは、無理に話を聞き出そうとすると心を閉ざしてしまうことがあります。
クラス替えや先生の交代などで環境の変化が激しい時期こそ、親は話しやすい雰囲気作りを心がけたいですね。
本記事では、子どもが話をしてくれないと悩む親御さんに向けて、親がやってはいけない7つのNG行動をお伝えします。
子どもの話を聞くときに、家事をしながら聞いたり、視線を合わせないでいたりして聞いていませんか?
子どもが話をしてくれそうなら、作業している手を止めて、子どもとまっすぐ視線を合わせながら話を聞くことが大切です。
また話を聞くときに腕組みをしていると、子どもは拒絶されているように感じてしまうので、気を付けたいですね。
親が片手間に聞いているのが子どもに伝わると、子どもは失望してしまいます。
「家事がたまっているのに…」という気持ちもわかりますが、話を聞くときは子どもと向き合って聴くようにして下さいね。
子どもが話はじめたら、親の先入観を入れず、まっさらな気持ちで聞くことが大切です。
「どうせ〇〇なんでしょ?」というふうに、聞く前から結論を決めてしまわないように注意して下さい。
先入観をもって話を聞いていることは、口にしなくても態度で伝わってしまいます。
せっかく心を開いて親に伝えても、親の一方的な考えを押し付けられたり決めつけられたりすると、子どもは「話しても無駄」と考え、以降心を閉ざしてしまう恐れがあります。
子どもが心配なあまり、感情的に怒ったり泣いたりしてしまうこともあるでしょう。
しかし子どもの話を聞いている時、親は感情的にならないように心がけたいですね。
話がどんな内容だとしても、子どもとの会話が終わるまでは冷静さを失わないようにして下さい。
子どもの話に感情移入してしまいそうなときは一度深呼吸をして、「話してくれてありがとう」という感謝の気持ちに注目するようにしてみます。
怒りや悲しみの感情から、感謝の気持ちへ意識を向けることによって、爆発しそうになる感情を抑えることができますよ。
つい話を聞き出そうと、厳しい口調になったり質問攻めにしたりしていませんか?
悩み事をすぐに聞き出そうとするのではなく、まずは子どもの興味がある話題をふって、話をしやすい雰囲気を作ってください。
親自身が、今日あったなにげない話をしてみるのも良いですね。
話しやすい雰囲気を整えられたなら、後は簡単。
子どもとの会話を楽しみながら、子どもが話してくれるのを根気強く待つようにして下さい。
親が何気なく発言したアドバイスが、子どもの心を傷つけてしまうことがあります。
子どもの話を聞くときは、子どもの気持ちに共感し、気持ちを受け止めるように話を聞くことが大切です。
話を聞く際、絶対に口にしてはいけないのが、「そんなはずはない」「気にしなくていい」という言葉です。
この言葉は子どもの気持ちを無視するもので、子どもの心を深く傷つける言葉です。
「そんなふうに感じたんだね」と子どもの気持ちを受け止める、優しい声かけを心がけて下さい。
子どもが話している途中に、言葉を遮って説教をはじめてしまっていませんか?
口を出したいと思っても、自分の言いたいことは一旦横において、子どもの話に耳を傾けることに全神経を集中して下さい。
そして「自分だったらどう思うだろう?どんな言葉をかけられたい?」と、客観的に考えてみて下さい。
子どもの話にどうしても口をはさみたくなったら、「今は自分の意見を言う時ではない」「話を最後まで聞くのが最優先」と考えて、聞き役に徹して下さいね。
子どもの悩みを聞く時、原因を追及しすぎないことも大切です。
「いったいどうしてそんなことを?」「誰がやったの?」と根掘り葉掘り聞かれると、子どもは責められているような気持ちになってしまいます。
それに親が勝手に話を進めると、子どもは自分の気持ちが置いて行かれたと感じて不安になってしまいます。
どんな悩みごとに対しても、「私が解決してあげる!」という上から目線ではなく、「一緒に解決しよう」という横並びの姿勢を崩さないようにしてください。
そうはいっても、子どもが話をしてくれないと親は不安になってしまいますね。
そこでこれまで紹介してきた7つのNG行動をもとに、「親が日々やっておきたい4つの行動」をまとめました。
① 親自身がまず何気ない話をして、話しやすい雰囲気を作る
② 子どもの趣味やハマっていることなど「子どもが話しやすい話」をふる
③ どんな話でも子どもに向きあって、話をさえぎらずに聞く
④ 子どもが悩みを話してくれたら、「解決できるように一緒に考えよう」という横並びの姿勢を崩さない
この4点、できれば「子どもが話をしてくれない」と悩む以前からはじめておきたい方法です。
先にも書きましたが、普段話さない相手に対して悩みを話すのは大人でも難しいことです。
普段から親が自ら何気ない話(「今日、道端に大きなたんぽぽが咲いていたよ」「このおかずの味付け、おいしくできたよ」というような)をしておけば、子どもに「ここではどんなことを話してもいいんだよ」というメッセージを伝えることができます。
会話をはじめて子どもが自分の話をしてくれたなら、親は可能な限り子どもに向きあい、話しやすい雰囲気づくりを心がけて下さいね。
今回は、子どもが話をしてくれないときに親がやってはいけないNG行動7選をお伝えしました。
子どもが悩んでいる様子を見て、何とかしてあげたいと思う気持ち、同じ親としてよく分かります。
ただそういう時は無理に話を聞き出そうとするのではなく、「親はあなたの味方だよ」と伝えて話してくれるまでひたすら待つことも大切です。
親子で向かいあって話す機会ができたら、子どもの信頼に応えられるよう気持ちに寄り添って話を聞いて下さいね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
平 寛子 (たいら ひろこ)
「子どもが毎日笑顔になる子育て」をモットーに
試行錯誤しながら子育て中の主婦です。
仕事の合間に脳科学や学習習慣を学び、
進んで学べる子になる方法を模索しています!
趣味は歌を歌うことそして写真を撮ること。
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