ママ記者レポートとは・・・親の役割として参考にしたい「フムフム」を子育て経験のあるスタッフがレポートします。自身が学んだことや子育てで経験したことをコラムにし、このサイトで紹介していく予定です。ほっと安心できてちょっと役立つ「フムフム」をみなさまにシェアいたします。
こんにちは!塾選び富山スタッフの山本です。受験生のいるご家庭では、なにかと気が張る日々を過ごされているかと思います。我が家も2年後には長男が高校受験を迎えます。中学1年生の今だからこそ、まだ「勉強したら」なんて声をかけられますが、相手が受験生ともなるとどう声をかけていいものやら…。そこで今回は、多くの親が悩む受験生の我が子に対してのサポートについてまとめてみたいと思います。親は必死で受験生を支えているつもりでも、子どもからしたら勉強に集中できない原因となっていることもあります。実際、受験生は親にどういうサポートを求めているかについても触れてありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
やっぱり、勉強しろはNG?
受験生は、塾や予備校で過ごす時間も増えますし、自室にこもって勉強する時間も増えるので、家族とのコミュニケーションの頻度が下がる傾向にありますよね。したがって、コミュニケーションが少なくなると親の方も不安になりやすく、ついつい勉強の進捗具合をしつこく聞いてしまうと思います。また、発破をかけるのが親の役目とばかりに「もっと勉強しろ」「これじゃ受からないぞ」などと声をかける場合もあるかと思いますが、受験生にとって「勉強しろ」はやはりNGのようです。
あるアンケートで、受験生に家族とのコミュケーションの頻度が減った原因を聞いたところ、「話す余裕がなかった(42.1%)」や「塾や予備校で家にいなかった(40.8%)」の次に、「うるさく勉強をしろと言ってくるから(31.6%)」という結果があります。親としては心配なだけなのですが、うるさいと避けられてしまうのは悲しいですよね。それにこれは、子どもが本当に受験で苦しい時や相談したい事ができた時に、親に話せる機会を奪う原因にもなりかねないですよね。ですから、ここはあえて、気分転換にと子どもの方からコミュニケーションを取ってくるのを待つのがいいかもしれません。親の聞きたい気持ちや不安な気持ちはグッと抑えて、子どもの不安な気持ちを共有できるようなサポートをしたいものですね。
主役は子ども!親は影に徹するべし
では、受験生が求めているサポートは具体的にどんなことでしょう。同アンケートによれば「影で受験を応援してくれること」だそうです。影という言葉がなんとも胸に刺さりますが、受験生も自分が主体であるとしっかり考えている証拠かもしれませんね。自分以上に親に熱くなられたり、口出しされるのは歓迎しないのかもしれません。
なかには「落ち込んでいる時にこそユーモアを発揮してくれる母親」を16.1%の受験生が理想と答えています。深刻になりすぎず、親も子どもも気分が明るくなるような会話や接し方で応援するのが良さそうですね。親の不安を押し付けたり、受験生の不安を煽るようなことをせず、我が子を信じて影に徹していけるようにしたいものですね。
できることも、求められているのも体調管理
過去、受験生だった子どもたちへのアンケートでは、約9割が普段よりも健康管理に気をつけていたと答えました。別のアンケートでは、受験勉強がはかどらない最大の原因は「集中力の低下」と、これもまた約9割が回答しています。体調悪化は集中力低下に直結します。焦りも募りますし、休んで遅れた分を取り戻すためにプレッシャーもかかりますよね。また、受験勉強が順調だと言い切れる受験生はわずか4%だというデータもあるので、ただでさえ順調さに自信がないなかでの体調不良は避けたいものですね。
そこで大きな味方になれるのが、私たち親です。アンケートでは、食事などの健康管理の面でのサポートが嬉しかったと答えた受験生は、過半数を超えています。子どもにバランスのとれた食事を作り、規則正しい生活が送れるようにサポートすることが親にできることであり、受験生からも求められていることなんですね。普段とあまり変わらないサポートに、ちょっと拍子抜けする方もいるかもしれませんが、ついついピリピリしてしまう時期だからこそ、普段と変わらない余裕のある接し方が大事なのかもしれませんね。子どもの最大の味方であるはずの親が、追い込む張本人にならないように気をつけ、真のサポート力で受験を乗り越えたいものです。
参照:母親に対する受験生のホンネとは (キリンビバレッジ株式会社 2017年12月5日付)
参照:受験生とその親に聞く受験の悩み調査 (株式会社日本能率協会総合研究所 2015年10月20日付)
written by スタッフ山本
中学1年生・小学5年生の男の子の母親。読書・映画・マッサージが大好きです。子どもがまだ幼い時は手を焼いて悩んだものですが、子どもの年齢が二桁になるとあの時が懐かしくなります。ママが笑顔でいることが子どもの幸せ。元気をおすそ分けできる情報をお届けします
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