こんにちは。塾選びスタッフです。いよいよ年の瀬も迫ってまいりました。以前、経済的に塾に通うことの難しいご家庭を対象に通塾を支援する「共笑基金」代表の安念正義先生にインタビューをさせていただいた私ですが、やっと年内に心ばかりの募金をすることができました。さて、「経済的な理由で進学をあきらめることがないように」と大学では奨学金なども用意されていますが、青山学院大学では、全国ではじめての取り組みとして、児童養護施設出身の子どもを対象に、「全国児童養護施設推薦入学」が設けられ、2018年春、第1号の大学入学生が誕生しました。
青山学院大学の推薦入学試験要項には「本学のスクール・モットー『地の塩、世の光』に基づいて、「社会福祉法人 全国社会福祉協議会 全国児童養護施設協議会加盟の児童養護施設に入所して大学進学を希望する人に、推薦入学制度を行う」とあり、すべての学部に1名の枠を設けているそうです。合格すると学費が4年間無料となり、月10万円の返還不要の奨学金も、給付されるそうです。施設に入所できるのは高校卒業の18歳までなので、自活しながら大学進学費用を捻出するのは大変、困難なことですが、このような制度があることで、進学したいお子さんの励みになれば良いなと思います。
また、立教大学コミュニティ福祉学部は2015年から入試に合格した施設出身者の4年間の学費を無料にし、年間80万円の奨学金を給付、早稲田大学も全学部を対象に、2017年度から、学費を4年間無料にし、月に9万円を給付しているとのことです。
厚生労働省によると、昨年の児童養護施設出身者の大学進学率は14%で、全国平均52%の3割以下だそうです。知名度の高い上記の大学が、このような取り組みを率先して行うことで、親の経済力にかかわらず、すべての子どもたちが学べる気持ちを夢につなげることができるよう、社会全体であとおしできるようになっていけば良いなと思います。
参照:
青山学院大学 入学広報部入試課
東京新聞 2018年12月16日付
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