ママ記者レポートとは・・・親の役割として参考にしたい「フムフム」を子育て経験のあるスタッフがレポートします。自身が学んだことや子育てで経験したことをコラムにし、このサイトで紹介していく予定です。ほっと安心できてちょっと役立つ「フムフム」をみなさまにシェアいたします。
こんにちは！塾選び富山スタッフの岩瀬です。
新しい学年に進級してしばらく経ちましたが、環境が変わってお子さんの変化はどうでしょうか？楽しく充実した学校生活を送れていますでしょうか？
小学生から高校生までさまざまな環境の変化はありますが、必ず訪れるのが一年間に何度もあるテスト期間です。一口にテストと言っても小テストから定期テストまでお子さんはたくさんのテストを乗り越えて学校生活を送ります。今回はそんなテスト期間を頑張ったお子さんへの「テストが終わった後の家庭でのフォローの仕方」についてまとめてみました！ぜひ参考にしてみてください。
テストは当日ではなく、テスト前から始まっている…！？
保護者の皆さんは学生時代、テスト当日までの準備はどのようにされていましたか？私自身のことを思い出してみると、得意科目の準備はコツを掴んでいるためスムーズに進む反面、苦手科目になると何からどうすればいいか計画が立てられず苦戦していた記憶が残っています。テスト当日を振り返ると、準備がきちんと出来ている科目はテスト内容のシミュレーションが頭の中で出来ているため緊張も殆どないのですが、準備不足の科目はどんな問題が出題されるだろうと緊張しながら挑んでいました。
『小川式「声かけ」メソッド』の著者であり、中学受験国語指導歴25年の小川大介さんは、テスト後の家庭でのフォローは結果ばかりに注目せず、事前準備がきちんとできているかという点も踏まえてフォローをすることで、子供のやる気を引き出す効果があるとおっしゃっています。テストで自分の力を発揮するためには、当日だけではなくテスト前の準備が上手くできているかどうかという点も重要かもしれませんね。それでは、具体的にどのようなフォローの仕方があるか、例を挙げてまとめてみました。
テストの結果が良かった場合のフォロー例
テストの結果が良かった時は褒めてあげたい！でも、具体的にどう声かけするのがいいのだろう…こんな悩みをお持ちの保護者の方もいらっしゃると思います。先ずは結果が良かったことをシンプルに褒める。「すごいね！頑張ったねー！」とお子さんの努力を目一杯認めてあげる事が大切だと思います。そのあとにプラスして進歩したところを具体的に伝えてあげる事が良いと思います。
・テスト勉強を前より時間を掛けて取り組めていたこと
・ちゃんと計画を立てて勉強ができていたこと
・分からないところは繰り返し復習していたこと
例に挙げたように具体的に伝えてあげることで、お子さんご自身が良かった点を自分でも理解でき、正しい勉強のやり方を身に付ける事にも繋がると思います。正しく効率のいい勉強の仕方を身に付ける第一歩は、先ずはお子さんが自分の勉強の仕方に自信を持てるようになることが大切なのではないかと思います。
テストの結果が悪かった場合のフォロー例
テストの結果が悪かった時、ついつい点数だけに着目して「どうしてこんな結果に！」とお子さんに注意したくなってしまう場合もあるのではないでしょうか？しかし、点数が悪かったというのはあくまでも親目線での評価です。お子さんからしたら、自分の中では良い出来だったと思っているかもしれません。たとえそうじゃない場合でも、結果については誰よりもお子さん自身が問題意識を持っている場合が多いと思います。先ずは保護者の皆さんがどう感じているかではなく、お子さんがどう感じているか？というところに目を向けてあげることが大切だと思います。
・テストが終わったけど、どう感じた？
・何かもっとこうすれば良かったかなと思うことは、ある？
・どんなところが分からなかったかな？
例に挙げたように、先ずはお子さんの意見に耳を傾けて返事を待ちましょう。そしてお子さんが一生懸命考えた返答には共感してあげるのがいいと思います。お子さんにとってお父さん、お母さんは一番の味方。お子さんはきっと自分の意見を理解してもらえる事で不安な気持ちがとても軽くなるのではないでしょうか。
「そうだね」と共感してあげた後に、お子さんの返答に付け加える形で勉強の仕方等をアドバイスしてあげると、お子さんも聞き入れる態勢が整った状態で話を聞けると思います。結果がどんな場合であっても、先ずはお子さんの気持ちを第一にフォローすること。このことが自信とやる気に繋がるフォローの仕方だと思います。そして、最後は必ずお子さんを信頼してあげる事。「あなたなら大丈夫！」お父さん、お母さんからのその一言がお子さんにとっては、やる気を引き出す一番効果的なフォローかもしれませんね。ぜひ参考にしてみてください。
参考資料：『驚くほど国語力が伸びる！学力が上がる！小川式「声かけ」メソッド）』著者 小川大介氏 宝島社
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written by スタッフ岩瀬
保育所に通う、男の子の母親。「毎日楽しく・面白く・そしてちょっと真面目に」をモットーに息子と暮らしています。母親から見ると、男の子の育児はビックリする事もたくさんありますが、日々新発見で楽しく育児をしています。皆さまの生活のヒントになるような記事を、母親目線でお届けできればと思います
