【言葉のサプリメント】では、毎日、家事や仕事、子育てをがんばる富山の小学生、中学生、高校生のお母さま、お父さまに向けて、ちょっと元気になれる言葉を、いろいろなジャンルの本などから、紹介してまいりたいと思います。「言葉のサプリ」をヒントに、日々を元気に、お子さんとハッピーに、過ごしてまいりましょう!
こんにちは。塾選び富山のスタッフです。今回は、アメリカやフランス発祥の「世界の7つの教育法」を紹介している本書から、世界の二大教育法といわれる「モンテッソーリ教育」と「シュタイナー教育」の考え方の特徴、本書の著者である教育ジャーナリストの、おおたとしまさ氏による、それぞれの教育を家庭で子育てに活かすためのヒントを中心に紹介したいと思います。
イギリス王室でも採用されている「モンテッソーリ教育」を受けた著名人には、プロ棋士の藤井聡太氏、元アメリカ大統領のオバマ氏、経済学者のドラッカー氏やアマゾンやグーグルの創業者など世界的なリーダーが多く、また「シュタイナー教育」には、「モモ」の著者でもある児童文学者のミヒャエルエンデ、またノーベル賞化学者や俳優などの個性的な職業の著名人の名前がみられます。
たとえ我が子を実際に通わせることはなくても、個性や才能を伸ばす世界の教育法の入り口にふれ、さらに深く知りたいときには、本書、または専門書をぜひ、ひもといてみてくださいね。
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こんな方にオススメです!
☑将来留学させたい。
☑子どもの個性や強みを生かしたい。
☑海外の子育てを知りたい。
☑ユニークな教育に興味がある。
☑せかさない子育てがしたい。
☑子育ての本質を考えたい。
☑大物になってほしい。
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「世界7大教育法に学ぶ 才能あふれる子の
育て方 最高の教科書」おおたとしまさ 著
大和書房
「モンテッソーリ教育」の特徴
創始者マリア・モンテッソーリ イタリアの女医
◇子どもには、みずからを自分の力で育てていく力が備わっていると信じる。
◇子どもは、そのときどきを自分にとって、必要な活動を自発的に選択することができる。
それを「敏感期」と呼ぶ。
◇子どもの「敏感期」を感じ取り、時期に応じた集中できる環境を整えるのが大人の役割である。
著者直伝!モンテッソリー教育を、家庭で活かすには?
●子どもに必要とされているときだけ、子どもと関わるようにする。
●「よその子が、漢字が読めるようになったから、うちの子も教えよう」とか、子どもの成長の方向や速さを外に求めないようにする。
●子どもにとっての自由を保障するため、環境を整えてあげる。
●環境の整え方とは、道具などの正しいあつかい方を教え、それらがいつもどこに置いてあるか示してあげたり、お片付けや着替えのリストをつくるなど、子どもの目線にたった具体的なサポートをする。
●禁止や命令の言葉を使わずに、ほかの言葉でこどもに伝えられないか考えてみる。
「シュタイナー教育」の特徴
創始者 ルドルフ・シュタイナー ドイツの思想家
◇外側の権威や価値によりかからず、自分で考え、自分で感じ、自分の意志と行動を結びつける。
◇人間は「体、心。精神」の3要素から成り立ち、人間は7年周期で変化する。
◇シュタイナー教育の学校では、音と言葉を体の動きで表す「オイリュトミー」の授業があり、物理学や鉱物学の基礎となる「フォルメン線描」の授業、演劇や工芸もある。
◇7歳までは体を育てる時期、この時期に文字を教え込んでしまうと、学ぶための体が充分に発達できないと考える。
◇教育そのものが芸術ととらえ、芸術に導かれた子は、創造力を発揮する。
著者直伝!シュタイナー教育を、家庭で活かすには?
●子どもの頃は、その子が、自分の魂の気分を感じ取る力に重きを置く。
●0歳から7歳は、体を育てることにエネルギーを集中させたいので、計算や文字などを教え込まない。
●自分の魂が軽やかにはずむ経験を、シュタイナー教育では「芸術」と呼ぶと解釈する。
●子どもにとって世界は美しいと感じられる経験や、楽しいという実感を大切にする。
●積み木遊びの工夫や自由な遊びなど、自分から楽しみと幸せをつくりだせる(遊びの創造性)感覚や経験を、幼い時に体験しておく。
他の5つの教育法
エミリア教育
・未就学児に特化した教育。
・自由に探究活動させ、教師たちは「正しさ」をわきに置き、ありのままの子どもを観察する。
・おとなが、自発的に課題を発刊して解決していく姿勢を見せる。
ドルトンプラン教育
・時間割廃止、子ども自身に考えさせる。
・効果的学習のために、仲間がいると良い。
サドベリー教育
・子どもに対する強制が一切ない。
・自分のしたいことを毎日欠かさずつづけることで、子ども達は最適な形で学ぶ。
・まことの自由を与えることで、子どもの潜在的な能力を引き出せる。
フレネ教育
・子どもに「正解を教える」ことではなく「模索する姿勢」を示す。
・「問い」を自分で立てる力を養う。
・個別学習と、みんなで協力する探究学習をあわせる。
イエナプラン教育
・異学年のこどもを交流させる。
・バランスのとれた子育てのためには、「対話」「遊び」「仕事」「催し」の4つの活動のリズムを意識する。
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それぞれの教育法の理念、いかがでしたか。いずれも子どもの「いのち」そのものをいつくしみ、枠にはめずに見守る姿勢は共通しているように感じました。本書の実践は、中学生や高校生になってからでも、けして遅くはありません。この夏の読書タイムにぜひ、本書を手にとられてみてはいかがでしょうか。
さて、夏休みもいよいよ本番、親子のふれあいの時間をいつもより持てる時期です。たくさんの思い出を作ってくださいね。二学期からの学習に向けて、塾選びでお困りの方は「塾選び富山」にご相談ください。(要予約)
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