こんにちは。塾選びスタッフの今牧です。
二学期も始まり、志望大学を絞り始めている人も多い頃ではないでしょうか? センター試験対策に加え、的を絞った対策に切り替えて、過去問に取り組みはじめている人もいるかもしれませんね。
さて、2020年の1月18、19日のセンター試験、1月末には私立大学の一般入試が始まり、3月の国公立大学の二次試験前期・後期と年明けから受験生にとっては胃が痛い日々が続くことになります。そんな中、年内に大学が決定したという人も出てきます。そう、推薦入試になります。今回は推薦入試についてまとめてみたいと思います。
大学の推薦入試には、どんなものがある?
大学の推薦入試には、学校長の推薦を伴なう指定校推薦、公募制推薦があり、最近は自薦による自己推薦というものも定着してきました。数年前は一芸入試とも言われ、けん玉日本一の人や芸能人、スポーツで活躍した人が自己推薦で大学に入り話題になりましたが、今は、導入される大学が増え、自己推薦のもう一つの形としてAO(アドミッションズ・オフィス)入試も定着し利用する人も増えました。
指定校推薦・・・大学が指定した特定の高校へ枠を設けている推薦。校長推薦により、高校の学業成績や部活動、課外活動の実績を元に校内選抜が行われ、ほぼ100パーセント合格が決まる。
公募制推薦・・・出願要件や出願資格によって「一般推薦」と「特別推薦」に分かれており、大学入試センター試験及び個別学力検査等が免除され、学校長による推薦に基づき、書類審査、小論文及び面接又は実技検査により合格者が決まる。
自己推薦・・・私立大学で行われており、自らの持つ能力などをアピールする。実力や実績が評価の対象。
AO入試・・・自己推薦による出願。強い意欲をもって学ぼうとする学生が対象。主体的に学び、各分野で創造的に学ぼうとする学生で、学校の授業の内外で、自らの興味・関心を生かして幅広く学ぶ人間性や将来性を審査する。
その他にも大学によってAC入試、国際科学オリンピック特別入試、国際バカロレア特別入試、新思考入試(地域連携型)など、特色ある公募推薦を設けている所があります。
自己推薦で出願するAO入試ってどんなもの?
推薦の中でも最近注目されているのが、AO入試。1990年に初めて慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで取り入れられた制度で、学力だけではなく学生の個性や今までの学習を認め、面接や小論文などを通して大学への勉学意欲や興味関心に評価を加えようと考えられた制度。元来の日本の受験、教育制度に一石を投じたものとなりました。当初は筆記試験の結果によらず、書類選考と面接によって多面的に総合評価するものだったようですが、今ではその方法に加えて、センター試験においてボーダーラインをもうけている大学もあります。
私立大学から広まっていったこのAO入試ですが、今では国公立、専門学校の入学選考にも導入している学校があります。学力だけで個人をはかるのではなく、その個人の特性も大事にするこのような選抜方法が生まれた背景には、海外の大学選考のあり方に影響を受ける部分があったようです。例えば、アメリカには全国一斉の入学試験がありません。学校における標準テストの結果に加えて、論文や教員からの推薦状などで総合的に志願者を評価するのです。
と言ってもいったいどんな人が受かっているのか、どんな準備をすればわかりにくいのがこの入試。大学のホームページにAO入試合格者へのインタビューを載せているところもありますので、参考にしてみてはいかがでしょう?東京大学のホームページにも東京大学受験者の体験談があり、特色あるこの入試について参考になると思います。
推薦入試の注意点は?
国公立大学の推薦入試へ出願できるのは、1つの大学・学部です。推薦入試が不合格になった場合に備えて一般入試に出願は可能ですが、指定校、公募推薦、自己推薦のいずれかに出願し合格した場合は、進学することが出願の条件になります。特に学校長による推薦の場合は、推薦枠の取り消しなどで後輩達に迷惑にならないように良く考えて出願しましょう。
また、AO入試で入学した学生は、一般入試で入学した学生よりも基礎学力が低いという指摘もあるようです。特に、定員割れをしている私立大ではそのようなことが見られ、授業についていけずに途中退学するものも。推薦入試で年内に合格した人は、気の緩みが出ますが、周りの同級生は、最後の追い上げで成績を伸ばす時期になります。大学に入って授業についていけないということが無いように、大学入学までの数ヶ月研鑽に努めたいものです。
大学入試にも様々なあり方が増えてきて、迷われる方も多いと思います。また高校受験の時は、推薦対策(作文・面接)を丁寧に対策している学校が多いようですが、大学受験になると、意外と推薦入試の対策をしてくれなかった・・・ということもあります。そんな時は専門家に相談してみてはいかがでしょう?
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Written by スタッフ今牧
富山県射水市在住。夫と、小学2年の娘、幼稚園年長の息子、姑の5人暮らし。手帳の空きを埋めることに喜びを感じるアクティブ家族。「ママ、今日どこ行く~?」が子供の口癖です。皆さんの子育てのヒントになる話題を書いていきたいと思います