こんにちは。塾選び富山スタッフの利根川です。
「お兄ちゃんは少し言ったらすぐに勉強してくれたのに、弟はまったく勉強しない!」そんな子育ての悩みを抱えていませんか?
同じ家に住む兄弟姉妹といっても、性格も興味も学習意欲も違うものです。
同じ方法が通用しない子育てにおいて、複数の子どもをもつママはどのように対応しているのでしょうか?
4人の子ども(3男・1女)を日本で最難関と言われる「東大理Ⅲ」に合格させた、「佐藤ママ」こと佐藤亮子氏の本を参考に、個性の違う兄弟姉妹への子育て法を紹介します。
佐藤ママは長男・次男・3男・長女の、4人の子どもすべてを東大理科3類(理3)に合格させた、子育てママ憧れの存在です。
実は2017年、「塾選び富山」では佐藤ママに子育てメソッドを聞く講演会を開催したこともあります。
「東大理科3類(東大理Ⅲ)」というのは、京大医学部と並んで日本で最難関と言われています。
「東大理Ⅲ」の「医学部医学科」への進学率は99%。
東大の中でも最も難しく、将来は医者になる人が多いのが「東大理Ⅲ」なのです。
佐藤ママは最難関の受験を成功させるために、色々な工夫をしています。
特に注目したいのが、佐藤ママが個性も性別も違う子どもたち4人ともを東大に合格させているところ。
どうやって!?と気になりますよね。
佐藤ママはまず、それぞれの個性をもつ子どもたちを徹底的に観察・分析しています。
例えば、
「長男」は冷静沈着で暗記が得意な秀才タイプ。
「次男」は明るく活発。学校行事や部活で活躍するタイプ。
「3男」はマイペースで頑固なタイプ。
「長女」は素直なコツコツタイプでオシャレ好き。
というように。
まずは一人一人が異なる性格をもつことを心にとめ、学力や学習スピードも異なることを前提に、よくよく観察することが第一歩なのです。
佐藤ママは、観察して見えてきた子どもたちの個性について、冷静に作戦を立て、実行しています。
「集中力がなくて困る」「オシャレばかりに気を取られている」など改善点がみつかると、具体的に対応策を考えどんどん試してみるのです。
例えば、
〇集中力のない3男には
→15分毎にタイマーをかけて時間を区切って勉強をさせた。
〇お風呂や髪を乾かしてセットするのに時間がかかる長女には…
→美容師さんが使う業務用のドライヤーを通販で購入しヘアドライの時間短縮。
というふうに。
観察の上、子どもたちの学習に何が問題なのかを分析し、ひとつひとつ対応策をとっていくのです。
「長女にはたくさん習い事をさせたけど、次女にはやらせていない」などという兄弟間格差はなんとなく生まれがちです。
ところが佐藤家では、お菓子やおもちゃは何でも4つ買いそろえ、塾や習いごとも4人同じことをさせたそうです。
そのため、兄弟姉妹に不公平感がなく、4人はとても仲が良いそうですよ。
また、私が興味深く感じたのは、習い事や持ち物だけでなく、子どものことを考える時間もそれぞれ公平にとったことでした。
8時~9時は長男、9時~10時は次男、10時~11時は3男というふうに時間をとって、その子のことだけを考えるのだそうです。
子どもが多いママや仕事が忙しいママには難しいかもしれませんが、「習い事の迎えに行く車の中(10分)だけは次女のことを考えよう」というような短い時間でもいいそうですよ!
佐藤ママの著書から、個性の違う兄弟姉妹の育て方のエッセンスを得られればと思いましたが、いかがでしたか?
ポイントは、
1.子どもをよく観察する
2.具体的に作戦を立て、試す
3.それぞれの子どもに時間もモノも平等に与える でした。
子どもたちを観察してそれぞれに対策をたてるなんて難しそうですが、親として子どもに等しく時間もお金もかけてあげたいですね。
佐藤ママはこんなことも書いています。
「本当なら、それぞれ違う習い事もさせたかったけれど、4人いたので物理的に無理だった。将来何をするにしても勉強は無駄にならないから、その子の手の届く最高レベルの学習環境を与えることを最優先した」
物理的に無理なことは無理と諦め、親ができる範囲で子どもを応援することが大切なのだそうです。
子どもにかけられる時間もお金も限りはありますが、親は子どもにできる範囲で最大の協力をしてあげたいものですね。
子どもにより優れた学習環境をプレゼントするため、学習塾への入塾を考えてみませんか?
「塾選び富山」では、小学生・中学生・高校生とその親御さんを対象に、富山市・高岡市・魚津市・射水市・砺波市・黒部市の塾選びをサポートしています。
無料相談を受け付けていますので、「塾選び富山」までご連絡ください(要予約)。
塾選び富山の「塾選び相談」
☆富山県内の学習塾・家庭教師
☆予約制
☆相談無料
☆新小学1年生~高校3年生
詳しくはコチラから
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
Written by スタッフ利根川
2児の母親。県外出身、富山県射水市在住。何事にも直球でむかっていく長女、変化球のツンデレ次女と夫との4人家族。読書とピクニックが好き。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※参考図書
●佐藤 亮子/朝日新聞出版
『受験は母親が9割 ~“プロママ”のスパーメソッド~灘→東大理3に3兄弟が合格!』
●佐藤 亮子/幻冬舎
『3男1女東大理Ⅲ合格百発百中 絶対やるべき勉強法』