こんにちは、塾選び富山のスタッフ稲泉です。
突然ですが、周りのママ友の子育てを見たり、テレビや雑誌の子育て情報を知って、自分の子育てに不安を感じたことはありませんか?
現代は、本当にたくさんの子育て・教育情報に溢れています。
しかもその中身は、何を根拠にしているのか疑いたくなる情報も混ざっています。
今回ご紹介する『子育てベスト100~最先端の新常識×子どもに一番大事なことが全部一冊で丸わかり~』(以後『子育てベスト100』と表記)は、まさに情報迷子になっている親御さんにオススメの一冊です。
この本は、ハーバード大学・スタンフォード大学など一流大学が発表した200以上の最新研究結果をもとに、親が子どもの生きる力を育てる具体的な方法がまとめられています。
「結局、子どもにどんなことをしてあげればいいの?」と悩む親御さん必読の本ですよ!
今回は『子育てベスト100』の中で、私が特に興味深く感じた子どもの生きる力を育てる5つの方法をご紹介します!
アメリカのブルッキングス研究所やニューヨーク科学アカデミーなど世界の教育機関が最も重要だと認識している力が「対話力」です。
対話力をつければ、話し合いを深め、様々なものの見方を理解し、理性的に批判する力がつきます。
子どもの対話力を伸ばす方法として紹介されているのが、「質問を5回する」こと。
子どもが話し出したら「そうなんだ」と終わらせず、「なぜ?」「どんな風だった?」「どうやって?」などと質問をし、5回はやり取りしてその話の内容を深めるようにします。
その際、「いいね!」と共感することを忘れてはいけません。
子どもは親に共感してもらえることで「家では何を話してもいい」と安心し、もっと話してくれるようになるのです。
少し議論ができるようになったら、あえて反論して議論を深める体験もさせましょう。
テレビゲームといえば、悪者!ととらえる親御さんも多いと思います。
もちろんゲームによりますが、良いゲームには集中力や計画性、批判的思考、反射神経、立体の認知力を強化する力をもたらします。
東京大学大学院情報学環の藤本徹講師は、ゲームを頭ごなしに否定するのでなく、親がゲームに積極的に関わることが、子どものゲーム依存を防ぐのだと述べています。
その方法として挙げられているのが…親自身があえて「ゲームの話をし」、「ゲームをやりなさい」と勧めてみるのだそうですよ!!
ダメと言われると余計にやりたくなる心理を、逆手にとるわけです。
ゲームを禁止するのでなく、「宿題や家の手伝いを終わらせたら、気がすむまでゲームをしていいよ!」といったルールにした方が、子ども自身がゲームとの付き合い方を考えるようになるそうです。
インディアナ大学脳科学者カリン・ジェームズ教授は「文字を書く行為には、脳内のネットワークを活性化し、子どもたちが学ぶ上で役に立つ」と述べています。
SNSの出現で発信することがより重要になってきた時代において、小さいころから文章を書くこと・伝えることの楽しさを味わうことは大切です。
書く力を伸ばす方法として『子育てベスト100』では、3行日記を書く方法が紹介されています。
3行日記は、毎晩寝る前に良かったことを3つ書くというもの。
この習慣を続けると、文章力が上がるだけでなく、語彙力を高め、幸福度も上がるという素晴らしい効果があります。
子どもが小さくて文字を書けない時は、親がインタビューして質問を投げかけてあげましょう。
その際、「うれしい」→「ワクワク?」「おもしろい?」など、子どもの心にぴったり合う言葉選びを親が手伝ってあげると、豊かな言葉を獲得することができます。
子どもの「体を作り+五感を刺激し+幸福度を高める」そんなにたくさんの効果が得られる方法とは、どんなことだと思いますか?
それは、「子どもと一緒に食事を作ること」です!
東京ガス都市生活研究所の調査によると、親子で料理をしている頻度が高いほど、家族の仲が良く、幸福度が高いという結果が出ています。
料理を作る時は、簡単な手伝いをさせるだけでも五感が刺激され、会話が生まれます。
男女問わず、生きるスキルとして焼く、煮る、蒸す、炒める調理技術を身に付けることは大切です。
特にこれからグローバル化が進み、留学や海外居住するときのためにも自分の口に合った自分の国の料理を手軽に作れるようにしておきたいものですね。
「デザイン思考」とは、変化の激しい時代の中で、様々なニーズを拾いあげ、新しいものを生み出していく思考力です。
デザイン思考を子どもたちに体験させるキュリオ・スクール代表西山恵太氏は「子どもたちはデザイン思考を体験することで、答えは自分で作るものというマインドになっていく」と述べています。
「デザイン思考」を身に付ける方法として、ひとまずは親が思考の「お題」を用意します。
例えばペットボトルはなぜこの形なのか、この標識は何のためにあるのかなど。
その際、親がすぐに答えずに「どうしてだろうね?」と問い返すと、自ら考えアイデアを出す力が養われます。
また、アイデアが湧いたらそれを形にし、よりよく改良を重ねることで考える力や想像力が養われます。
子どもが工作を始めたら、一緒に「より楽しくするためにはどうしたらいいか」を考えてみると楽しそうですね。
『子育てベスト100』には、一冊の中に本当にぎっしりと最新の子育て知識&実践の方法が記されています。
ひょっとしたら「100コも実践できない!」と悲鳴をあげたくなる親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。
実は私も読んでいて、あまりの情報量に何からやったらいいの?とへこたれそうになりました。
ですがこの本は、「どこから読んでもOK、全部できなくてもOK、すぐに効果が見えなくてもOK」なのだそうです。
あまり気負わず、できるペースで子どもの教育に取り入れていくのが大切なのだそうですよ。
親として焦らずコツコツと、子どものためにできることを実践していきたいですね。
子どもの生きる力を伸ばしたなら、その力を生かせる進路に進ませてあげたいですね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で5歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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【参考文献】
加藤紀子, 『子育てベスト100~最先端の新常識×子どもに一番大事なことが丸わかり~』, ダイヤモンド社, 東京, 2020年。