「子どもの学力がなかなか伸びない。親として力になれることはない?」
子どもの成績が上がらず、受験に不安を感じている親御さん、いらっしゃるのではないでしょうか?
こんにちは、子どもにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」スタッフの荒井です。
将来のため子どもに高い学力を身に付けてほしい!と思っても、そう簡単に結果が出るものではありません。
親は受験が近づいてはじめて焦りだすのではなく、日頃から学力を伸ばすための下地作りをしておきたいですね。
今回は子どもの学力が心配という親御さんに向けて、家庭でできる学力を伸ばす接し方を5つご紹介します!
計画をたてて勉強する子どもは、そうでない子どもに比べて成績上位者が多いと言う結果があります。
計画を立てて実行に移す「実行機能」は、幼少期から思春期にかけて訓練すればどんどん伸びると言われているので、親はその力を伸ばす手伝いをしたいですね。
実行機能を高めるため、まずは一緒に1日の計画を立ててみましょう。
計画の内容は「勉強」「遊び」とざっくりした内容ではなく、「漢字のワーク1ページ」や「ゲームで遊ぶ」など、悩まずに実行できるよう具体的に書きます。
そして1日の最後、子どもと一緒にできたこと・できなかったことを振り返りましょう。
できたところをほめ、できなかったところは「なぜできなかったか」を話し合い、次に生かせるよう親子で考えてみましょう。
学力を伸ばすには、勉強を習慣化することが大切です。
勉強の計画を立てる時に、「今日の勉強時間は1時間」という決め方をすると「長いなあ~」と気が重くなってしまいます。
ところが、「数学20分」「英語リスニング20分」というふうにスモールステップにすることで、負担が軽く感じられます。
難しいようなら、椅子に座る、鉛筆を持つ、ワークを広げるなどの1歩からはじめてもいいですね。
また、「宿題をしなさい」と言ってもなかなか宿題を始めない子には、「お母さんが洗濯物を干して戻ってくるまでに始められるかな?」というふうにゲームっぽく伝えると効果的ですよ。
子どもに課題を伝えるとき、厳しく言うと素直に聞いてもらえないことがあります。
お手伝いなどで改善を求めたいときは、「ほめる→改善点を伝える→ほめる」のサンドイッチ方式にすると伝わりやすいようです。
食べ物のサンドイッチも具が大切なように、「何をどんな方法で改善すればいいか」具体的に伝えることがポイント。
たとえ、間に厳しい内容を挟んだとしても最後に褒めることで、反発されることなく聞いてもらうことを狙いたいですね。
「ごほうび」をあげることについては賛否両論ありますが、報酬を渡すタイミングによってその効果が変わることは明らかになっています。
「ごほうび」はほめる時と同じで、できた「結果」にではなく、「努力」に対して与えることが大切です。
何となくごほうびを渡すのではなく、「努力に対してのごほうびだよ」ということをしっかり伝えて渡しましょう。
親の過干渉は子どもの成長を妨げます。
今の親は「子どもに何ができるか」より、「何をしないか」を考える必要がありそうです。
運動でも勉強でも、子どもが上手にできなかったり、気を抜いていたりしても口をはさまず見守りたいですね。
良かれと思って手を貸したために、子どもの達成感を奪ってしまうことがあります。
また、子どもに「助けて欲しい」と言われた時には、すぐに答えを教えるのではなく、子ども自身に「どうしたらいいと思う?」と問いかけ、一旦一緒に考えてみましょう。
その際、「あなたならできる」と勇気づけることが大切です。
子どもの学力を伸ばすために実践したい、家庭での接し方をまとめてきました。
「もっと早くから意識して取り組めば良かった」「うちはもう手遅れかも…」と思う親御さんもいらっしゃるかもしれません。
ぜひあきらめずに、今からでも子どもの学力が上げるような接し方や生活習慣を取り入れてみてください。
きっと学力とともに、わが子の世の中を生きる力を育むことができますよ。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
荒井 有紀 (あらい ゆき)
現役キャリアコンサルタント
子どもの教育について模索中。
子育て本とビジネス書を読み漁る日々。
趣味は旅行とショッピング。
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【参考文献】「子育てベスト100」,ダイヤモンド社,2020年,加藤紀子