「目標を持って一生懸命がんばる子ってかっこいい!」
「わが子もそんなふうになってほしいけど・・・どうしたらいい?」
こんなお悩みのある親御さん、いらっしゃるのではないでしょうか?
こんにちは、子どもにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」スタッフの白崎です。
お子さんに「自信とやる気のある子に育ってほしい!」と願う親御さん、「自己効力感(self-efficacy)」という言葉をご存じでしょうか?
「自己効力感」とは、「自分は問題に対してうまく対応できると信じられる感覚」のことをいいます。
どんなことも「きっとうまくいく!」という自信があれば、何事にも積極的にチャレンジする子になれそうですね。
今回は子どもの「自己効力感」を高める3つの方法をご紹介します!
先ほど「自己効力感」について説明しましたが、似たような言葉で「自己肯定感」という言葉を聞いたことがあるママも多いのではないでしょうか?
「自己肯定感」と「自己効力感」は、似ていますが、意味が違います。
「自己効力感」が「自分はできると信じられる感覚」なのに対し、「自己肯定感」は「できなくてもありのままの自分を受け入れられる感覚」です。
「自己肯定感」が高い子どもは「たとえ失敗しても、自分は価値ある存在だ!」と感じ、「自己効力感」が高い子どもは「これだけ努力したから自分はやれる、できる自信がある!」と感じるといわれています。
両方がバランス良く高まることで、みずから目標に向かって努力する子になれるというわけです。
ベネッセ教育総合研究所が行った調査によると、小学生・中学生の成績上位者は「自己効力感」が高く、成績下位者は「自己効力感」が低いという結果が出ています。
また学習方法を工夫して行うことも、「自己効力感」の高い子どもほど上手なのだそうです。
では子どもの「自己効力感」を高めるために、親はどうしたら良いのか考えてみましょう。
「自己効力感」が高い子どもは親が結果ではなく、努力の過程を認めてくれると答える割合が多いです。
つまり物事がうまくいかないときでも、親は努力したという事実に注目して、子どもが失敗を乗り越えられるように言葉がけをしているということです。
親は子どもを日々観察し、子ども自身が意識していない努力を見つけて、「いつも〇〇をがんばっているね!」と具体的にほめてあげて下さい。
普段から「やればできるよ!」と励ましてくれる親がいる子どもも、「自己効力感」が高いという結果が出ています。
「自分は努力すればできる!」という自信があると、新しいことにチャレンジするきっかけになります。
どんどんチャレンジして小さな成功体験を積み重ねると自信がつき、自分の能力を実感できるようになるでしょう。
子どもが目標にチャレンジしたいと決めたら、親はその気持ちを信じて応援したいですね。
「自分で決めて行動を起こした」ことをたくさん経験することで、いくつもの選択肢から自分に合うものを選び取る力がつきます。
「あれ?」「このままでは失敗してしまうかも・・・」と心配になっても、親は口出ししないで子どもががんばる姿を温かく見守ってあげて下さい。
親が子どもの「自己効力感」を高める3つの方法を紹介しました。
「うちの子、新しいことに挑戦しようとしない」、「やる前からあきらめがち」というタイプのお子さんだと、親はどうしても心配になってしまいますね。
そんな少し自信を失っているお子さんにこそ、どんな小さなことでも「やればできるよ!」と励まして、「がんばっているね!」と声をかけてあげたいですね。
励まして勇気を与えることで、きっとお子さんは自分で目標を見つけてチャレンジするようになってくれますよ。
自分はやればできる!と思える自信を備えた子どもになるよう、親は子どもを信頼し、見守っていきたいですね。
---------------この記事を書いたのは---------------------
白崎 真弓 (しらさき まゆみ)
塾選び富山スタッフ/元塾講師
好奇心旺盛な娘と体力が有り余る息子の子育て奮闘中。
イベントやワークショップに子連れで良く参加している。
趣味は旅行、ヨガ。
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