「私(パパ・ママ)自身の自己肯定感が低い。子どもに自己肯定感の低さが連鎖したらどうしよう…?」
自分の自己肯定感の低さが子どもに影響したら…?と不安になっている親御さん、いませんか?
自己肯定感とは、「自分は自分のままでいい!」と自分自身を全面的に受け入れる気持ちのことを言います。
親自身の自己肯定感が低いと、どうやって子どもの自己肯定感を高めたらいいのか悩んでしまいますね。
慶応義塾大学医学部・小児科教授の高橋孝雄氏は、「子どもの自己肯定感を高めるにはパパ・ママの自己肯定感を高めましょう」と述べています。
子どもの自己肯定感を高めるため、まずは親自身の自己肯定感を高めることからはじめてみませんか?
今回は自己肯定感低めの親御さんに向けて、自己肯定感を高める5つの方法をご紹介します。
【親の自己肯定感を高める5つの方法】
(1)ふだんから前向きな発言をするように心がける
(2)自分の短所分を長所であると見方を変える
(3)自分を大切にする時間を作る
(4)生活に運動を取り入れる
(5)SNSから遠ざかる時間を作る・フォローする相手を厳選する
具体的な方法に入る前に、自己肯定感が低い親が子どもにやってしまいがちなNG行動をご紹介しておきます。
●親の言うことを聞かせるため、細かく指図する
●親の期待に添えないと感情的になり、怒りや泣き落としで子どもをコントロールしようとする
●過保護・過干渉でなんでも先にやってあげる
●「100点とってすごい」「1位になってえらい」と、がんばった過程を褒めずに結果だけを褒める
●「○○さんはできるのにあなたはできない」と他の子どもと比較する
上の5つは自己肯定感が低い親はもちろん、そうでない親も無自覚にやってしまいがちな行動ですね。
「心当たりがある…」という自覚のある親御さんは、ぜひ次章で紹介する親自身の自己肯定感をUPする方法を試してみて下さい。
親自身が自己肯定感を低い状態から高い状態へともっていく経験をすることで、子どもにもその方法を伝えることができますよ。
自己肯定感の低い人に見られがちなのが、「自分なんて」「私には無理」という、自分を卑下する言葉です。
実際に口にしなくても、心で思うだけでも自己肯定感が下がってしまいます。
自分を下げる言葉を使わないように、「とりあえずやってみよう」「自分ならできる」という前向きな言葉に変換して使うようにして下さい。
すぐには変えられないかもしれませんが、気を付けることでだんだん気持ちが前向きになり、自分を尊重できるようになります。
自己肯定感の低い人は、自分の短所を重大にとらえてしまう傾向があります。
こんなときに使うのが、「リフレーミング」というテクニックです。
リフレーミングは、短所を長所に言い換えて認識しなおす作業のことをいいます。
具体的には、「おとなしい性格→優しい性格」「失敗→貴重な経験をした」「背が低い→相手に圧迫感を与えずにすむ」というふうに。
気になる自分の短所を、どんな長所に言い換えることができるか考え、「自分が短所だとおもっていた部分は長所なのだ」と認識を変えましょう。
子どもを育てていると、家事に仕事にと何かと自分を後回しにしてしまいがちですね。
家族を大切にしたいという気持ちはわかりますが、自分のことを後回しにばかりしていると、自己肯定感が下がってしまいます。
自分のことを大切にする時間、例えば自分1人で過ごす時間を作ったり、自分の趣味に没頭する時間を作ったりするように心がけて下さい。
意識して自分を大切にする時間を作ることで、自己肯定感を上げることができます。
運動をすると、自己肯定感を高まる効果があるのをご存ですか?
「忙しくてなかなか運動する時間がない…」という方も、毎日数十分程度でいいので軽い運動をするようにして下さい。
ウォーキングなどの軽めの運動や、屋内でできるストレッチなど、気軽に始められるもので大丈夫です。
体を動かすと体と脳に刺激が与えられて、ストレスが解消しリフレッシュできますよ。
何かと悩みがちな自己肯定感の低めの親御さんこそ、体を動かす習慣を取り入れてみて下さいね。
「○○さんのキラキラした投稿と見ると、自分と比べてしまってイライラしたり落ち込んだりしてしまう」。
知り合いの華やかなSNSを見て、不快な気持ちになったことありませんか?
例え多くの人が憧れる内容の投稿であっても、自分がそれを見て落ち込んでしまうなら、見ない方がよいのです。
SNSによって操作は異なりますが、相手に知られることなく(フォローを外さず)非表示にすることだってできます。
フォローする相手は厳選し、心を疲れさせる投稿やSNSそのものから遠ざかる時間を作るようにしたいですね。
以上、親の自己肯定感を上げる5つの方法をまとめてきました。
【親の自己肯定感を高める5つの方法】
(1)ふだんから前向きな発言をするように心がける
(2)自分の短所分を長所であると見方を変える
(3)自分を大切にする時間を作る
(4)生活に運動を取り入れる
(5)SNSから遠ざかる時間を作る・フォローする相手を厳選する
5つの方法すべてを実行するのは難しいかもしれませんが、少しずつ取り入れて親自身の自己肯定感を上げて行きたいですね。
自分を大切にする習慣をつけることで、自己肯定感は少しずつ高まっていきます。
親子で一緒に自己肯定感を高め、お互いを尊重できる親子関係を作りたいですね。
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で6歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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