全国的に見ても地震が少ない富山県ですが、皆様はしっかり防災対策ができていますか?
「うちは備蓄食料を用意しているから大丈夫!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、「いつの間にか賞味期限が切れていて捨てることになった…!」なんてこともあるのではないでしょうか?
そんな食料備蓄の失敗をしないために、最近主流になりつつあるのが「ローリングストック法」です。
「ローリングストック法」とは簡単に言うと、「いつも食べている食品を1週間分多めに買って、使った分を買い足す」という備蓄方法です。
この方法を使えば、備蓄している食料が身近にあるため管理が簡単ですし、何より災害時に普段食べなれた食料を食べられる点が魅力です。
これまでの防災食の管理といえば、3~5年ほど賞味期限の長い食料を備蓄し、定期的に買い換えるのが定番でした。
ですがこの方法は、賞味期限の異なるそれぞれの食料の賞味期限を管理する手間があり、うっかり食材をムダにしてしまうことがありました。
そんな管理が難しい防災食の管理を楽にするのが、「ローリングストック法」です。
「ローリングストック法」は「循環備蓄」と言われ、普段買う食料を多めに買い、消費した分だけを買い増しするという方法です。
普段食べなれていない備蓄食料では、「口に合わなくて残念な気分になった」「子どもがマズいと言って食べない」などの不安があります。
「ローリングストック法」ならば、わざわざ高額な防災食を購入せずにすむほか、身近にある分賞味期限の管理も簡単にです。
ペットボトルの水は、飲料・食器の洗浄・手洗い・トイレなど幅広く使用することができます。
災害発生直後に必要な水は、大人で1日3リットルといわれています。
家族分用意すると大変な量にはなりますが、もしもの時に備えて多めに用意しておきたいですね。
「ローリングストック法」を使えば、高額な長期保存用の水を購入せずとも一般に販売されている安価な水で十分対応できます。
またペットボトルの容器は、水を運べる上、キャップに穴をあけて逆向きにすれば、シャワーとして手洗い・食器洗浄に使うことができますよ。
「Happy Belly」の「天然水ラベルレス 岐阜・美濃」はラベルレスでリサイクルにも適した」ミネラルウォーターです。
(amazonより引用)
2L×9本で1000円前後と、お手頃価格で数をそろえることができますよ!
ごはんはいいけど「パスタや素麺は、火がないと食べられないのでは?」と心配になるかたもいらっしゃるかもしれませんね。
実はパスタや素麺などの麺類は、水と一緒に容器に入れておけば柔らかくもどすことができます。
パスタだと3~4時間と長い時間がかかるものの、準備さえしておけばコンロがなくても食べられる状態になりますよ。
一方、麺類やご飯類は気を付けていてもうっかり賞味期限を切らしてしまうことがあります。
食品ロスを出さないよう、「週末は保存食を食べる日」と習慣づけておくと、食べ忘れがありませんよ。
備蓄用におすすめのが、「マ・マー 早ゆでスパゲティ FineFast高たんぱくタイプ」です。
(amazonより引用)
ゆで時間が短い上、タンパク質も摂取できるお得なパスタです。
「お菓子なんてお腹にたまらないんじゃない?」と思われるかもしれませんね。
お菓子は、自分の思うようにならず何かとストレスがたまりがちな災害時に、おやつとして食べます。
手軽にちょっとつまんで口に入れられるものがあると、ストレス解消になりますよ。
保存期間の長い、箱もののお菓子やスナック菓子、真空パックの羊羹やドライフルーツなどがおすすめです。
栄養補助食品の「カロリーメイト」なら、栄養が偏りがちな災害時のおやつとしてオススメですよ。
(amazonより引用)
レトルト食品や缶詰は、昔だと「非常時に食べるあまり美味しくない食料」というイメージがあったかもしれません。
ですが現在では、こだわりのカレーや各種スープ、肉や魚の煮物・焼き物、パンやクッキーなど、レストラン並みに美味しい食事が食べられようになりました。
ただレトルト食品や缶詰も、実際に食べてみたら口に合わなかった、という危険はあります。
そんな口に合わない問題を避けるため、一度家族でいろいろなレトルト食品を食べる機会を設けてみませんか?
口に合わないリスクを回避できるほか、家族の防災意識を高める良い機会になるでしょう。
美味しいレトルト食品を扱う店としておすすめなのが、「無印良品」です。
本格派のカレーや、開けたらすぐに食べられる冷や汁、具だくさんスープなど、便利な食品が揃っていますよ。
(amazonより引用)
災害時は生野菜が不足しがちです。
健康を保つために、手軽に摂れて日持ちする、青汁を用意して体調を整えましょう。
青汁と言うと美味しくないイメージがあるかと思いますが、最近はフルーツ青汁など子どもでも飲みやすいものがあります。
自分や子どもの口に合う青汁を探し、家族の1週間分ほどの量を確保して下さいね。
「ヤクルト」の「フルーツ青汁」は、フルーツと大麦若葉をミックスした、栄養たっぷりの青汁。
(amazonより引用)
子どもでも飲みやすい、自然な甘みがおすすめです。
災害時に役立つ「ローリングストック法」についてまとめてきました。
いざ災害が起こってしまうと、突然生活が不便になり、大変なストレスに見舞われます。
不安や不便に苛まれる災害時に、心身をあたため、体調を整えてくれるのが食事です。
ぜひ「ローリングストック法」を利用して、非常時でも普段どおりの食事ができるようにしておきたいですね。
これからキャンプシーズンを迎えます。
野外の生活を楽しむのに加えて、レトルト食品や缶詰の試食をしたり、パスタを水でもどしたりなど、災害対策の実践をしてみてはどうでしょうか?
もしもの時を経験しておくことで、非常時にも落ち着いて行動することができますよ。
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で6歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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