【2022年最新!富山大学附属中学校合格者インタビュー(前編)】では、富山大学附属中学校に合格した國枝立季(はるき)さんへインタビューを行い、受験勉強のことや塾の利用、学校の印象など、幅広くうかがいました。
後編ではお母さんの恵実(えみ)さんへ、子育てで大切にしていることや受験期間中に子どもをどのようにサポートしたのかなど、親目線での中学受験について話をうかがいました。
お子さんの中学受験を考えている親御さんや「子どもが受験する時、親はどうしたらいいの?」と気になっているかたはぜひ読んで下さいね!
【注】聞き手を青で、國枝さん親子のコメントを黒で表記しています。
夫が子どもの教育に熱心なタイプなので、私は勉強にはさほど口をはさまず、愛情をかけることを大切にしていました。
受験が楽しみになるように、合格はちまきがついている「合格じねんじょそばセット」を取り寄せたり、家族みんなで神社に参拝に行ったりして、家族の雰囲気を明るく盛り上げるようにしていました。
▲「合格じねんじょそばセット」。必勝はちまきが欲しくて取り寄せたそうです。
下の子達(妹と弟)には、兄の受験でがまんをさせることもあったと思うのですが、家族一丸となって受験を楽しむことを心がけていました。
体調を整えるために、食事作りには気を使っていました。
受験本番が近づく時期の食事は、体調を崩さないように・口の中を火傷しないようにと、離乳食並みに気を使って食事を作っていましたよ(笑)。
このほか、生活リズムを整えるために朝起こしたり、塾の送迎をしたりなどのサポートをしていました。
「家事も子育ても、完璧を求めない」ということを大切にしていました。
子どもが大きくなったら、「使える人間は使う」と考えて、何かと手伝ってもらうようにしています(主人の転勤で富山に来てワンオペ育児でやってきたので、子どもたちにも協力してもらっています)。
富山大学附属中学校に入学して、早朝から子どもの弁当作りに苦心していると、夫が家事を積極的に手伝ってくれるようになりました(朝6時半ごろには家を出るのでそれまでに弁当を仕上げておかなくてはいけません)。
下の子については、「兄の受験で寂しい思いをさせてしまうかもしれない」という心配を、通っているこども園の先生にも伝えていました。
下の子どもたちが寂しくならないようにと、園の先生たちが何かと気にかけて下さったのが嬉しかったです。
▲於保多神社への参拝の様子。みんなでおみくじをひきました
私自身、受験に対してのんびりと対応していたので、少し出遅れてしまった感じがしています。
もっと早い段階から受験について知り、自分・子どもがどうすべきなのかを知っていたかったです。
また入学後、英語が大変なことに驚きました。
英語は受験科目には無いけれど、周りの生徒の英語レベルが高く、授業についていくのが大変なようです。
入学前に、英語力を鍛えておくことを頭に入れておきたかったです。
生徒主体で学校が運営されるところに、好感を持っています。
活発に意見交換がされるので発言する機会が多く、生徒が意見を言いやすい環境な点も気に入っています。
先日子どもが欠席した際にオンライン授業があり、授業の様子を少し覗くことができました。
生徒たちは授業を受ける時は真剣に、休み時間には思いっきり遊ぶというように、オンオフがしっかりしていて楽しそうでした。
給食がなく、毎日お弁当なので親は大変です。
通学に時間がかかる上、出発前にお弁当を用意しなければいけないので朝の準備がどうしても慌ただしくなります。
長い期間、受験勉強を続けるのは本人も家族も大変です。
わが家は、受験前の12月~1月の間に一度中だるみしてしまう時期がありました。
この時期は私(親)の方が情緒不安定になり、「中学受験なんてしなければよかった」と子どもにあたってしまったことがあります。
子どもにあたってしまったのはいけなかったと思う一方、この時、子どもが本気で受験し、合格を志している気持ちをしっかり聞くことができました。
この時をきっかけに、私も精一杯子どもの受験を応援する決意ができましたよ。
子どもがひとたび中学受験をしたいと希望したなら、親はどっしり構えて、本人を信じてサポートして行きたいですね。
受験期間中、お母さんの恵実さんが、どのようにお子さんをサポートしたのかを中心に、お話をうかがいました。
子どもはもちろん、親も長い受験への道の途中で不安定になってしまうというお話、親として学ぶことが大きかったですね。
親は子どもを信頼し、どっしりとかまえ、できることを精一杯サポートしたいですね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で7歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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