「今、子どもが公立小学校に通っているけど、突然中学受験をしたいと言い出した!」
「公立小学校から中学受験をするのってどんな感じなの?」
中学受験が気になるけど、情報が少なくて…とお悩みの親御さんへ、2022年最新の合格者体験談をお届けします!
今回お話をうかがったのは公立小学校から富山大学附属中学校へ合格した國枝立季(くにえだはるき)さんとお母さんの恵実(えみ)さんです。
受験のきっかけや受験対策、塾の利用 、現在の学校生活など、幅広くうかがいました。
子どもの中学受験が気になる親御さん、必見ですよ!
【注】聞き手を青で、國枝さん親子のコメントを黒で表記しています。
中学受験を考えたのは、5年生の時に新型コロナウイルスが流行したことがきっかけです。
たびたび学級閉鎖などで授業が受けられず、成績が下がってしまったことがありました。
コロナが沈静化して再開した後もクラスの様子がなかなか落ち着かず、授業に集中することが難しく感じることが増えていったように思います。
そんな日々の中で、より環境が整った場で学びたいと考え、中学受験を希望するようになりました。
幸い同じクラスで中学受験を志す友人に恵まれたので、2人で中学受験に打ち込むことができました。
コロナの影響で学校見学会は中止になったのですが、録画配信で授業風景を見ることができました。
生徒のひとりひとりが授業で積極的に発表し、協力し合い、やり遂げる様子を見て、ぜひこの学校に通ってみたいと思うようになりました。
自分が行きたい塾を探す中で、「塾選び富山」のサイトから学習塾「学試舎(がくししゃ)」をみつけ、入塾を決めました。
「学試舎」でのマンツーマン個別指導を希望した理由は、先生の受け持つ生徒の人数が少ない方が教育の質が高くなると考えたからです。
入塾してみると期待した通り、固定のカリキュラムだけではなく、僕がやりたいことを引き出し、柔軟に指導してもらうことができました(現在も「学試舎」に在籍中)。
少ないと思われるかもしれませんが、週に一回90分というペースで通っていました。
算数を中心に、国語・理科・社会を習っていましたよ。
塾の授業では、興味深い雑談から始まり、それに関連した勉強へと移っていくので、いつも集中して授業を受けることができました。
新聞の記事について「この記事どう思う?本当だと思う?」と意見を出し合う時間を設けてくれたのも楽しかったです。
受験前、「今までのことをやっていれば大丈夫!」と電話を頂けたことにも、励まされました。
▲於保多神社へ初詣。合格祈願の絵馬を奉納しました
⑤中学受験を決めてからどのように勉強をしていましたか?おすすめのテキストを教えてください
僕のおすすめは同じクラスの友人に教えてもらった『中学入試 基礎ドリ』(シグマベスト)です。
『中学入試 基礎ドリ』を繰り返しやることで、試験科目全体を客観的に眺められるようになったように思います。
また、塾を通して購入した教育開発出版の『中学入試の攻略』も役立ちました。
解き方を解説した後、少しずつレベルアップしていくので、モチベーションを保ちながら勉強できましたよ。
家庭学習を大切にする塾だったので、家で学習をすすめて、塾で質問するという流れで勉強していました。
父は僕が幼少の頃から、熱心に勉強を教えてくれることが多かったです。
日ごろからニュース番組や日経新聞を読む父の姿を見て、僕も社会問題や世界情勢に自然と興味を持つようになりました。
母は基本的に僕の勉強に口を出さず任せてくれましたが、受験が近づくと「勉強しなさい」と言うことがありました。
「勉強しなさい」と言われるとなんとなく始めるのですが、ノッてくると勉強が楽しくなってきます。
僕は「勉強しなさい」と親に言われるのは、嫌ではなかったですよ。
▲家族5人で記念写真を撮影しました
試験は国語・算数・理科・社会4科目のペーパーテストがあり、小学校から伝達される内申と合わせて合否判定されました。
面接はありませんでしたよ。
試験内容は体感として、そこまで難しくないように感じました。
勉強に熱心な学校だと思っていたのですが、部活動にも力を入れている点が意外でした。
「文武両道」という信念の元、勉強も運動も真剣にやることを目指している学校です。
夏休みもほぼ毎日部活動があり、朝は8時半からお昼まで、お昼からの場合は夕方まで活動しています。
部活動はもちろん、自宅から電車・市電を乗り継いで片道1時間かかるので、通学を大変に感じることはあります。
公立小学校の時に比べて、生徒の主体性を求められることが多いと感じています。
生徒会活動も盛んで、クラス単位・学校単位で選挙が行われ、生徒による自治が行われているのが新鮮です。
授業でも先生から質問が投げかけられることが多く、生徒自身に考えさせる場面が多いですよ。
教材も難しく、日々の勉強にやりがいを感じています。
▲富山大学附属中学校の入学式、校舎前の様子
せっかく入学したので、学校が力を入れている「文武両道」をがんばりたいです。
運動はあまり得意ではないのですが、入学してからソフトテニス部に入りました。
部活では、1年生でもコートに立って試合をさせてもらえますよ。
僕は2年生にボロ負けしましたが…。
地味な基礎練習だけでなく、楽しく続けられるように練習プログラムが考えて作られているように思います。
中学受験を考えている後輩へ、伝えたいことが2つあります。
ひとつめは、受験前に必ず模試は受けておいた方がいいということです。
模試を受けておいたほうがいい理由は、自分の今の順位を確認するためと、試験を受けることに慣れるため。
僕は模試を受け慣れていない間、緊張してしまい、何度か模試で力が出し切れないことがありました。
模試を受ける機会は、なるべく多く経験しておくといいと思います。
もうひとつは、自分の勉強法を早めに確立することです。
いかに効率良く勉強するかを考え、実践して行くことが大切だと思います。
公立小学校から富山大学附属中学校へ進学した國枝立季さんに、受験勉強のことや塾の利用、学校の印象など、幅広くうかがいました。
お話をうかがう中で、立季さんの自立した考え方や勉強を純粋に楽しみ、探求する性格が伝わってきましたよ。
富山大学附属中学校での学校生活、応援しています!
後編はお母さんの恵実さんへ、子育てで大切にしていることや受験期間中に子どもをどのようにサポートしたのか、どんなことを事前に知りたかったかなど、親目線でのお話をうかがいました。
ぜひ後編も読んでみて下さいね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で7歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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