「うちの子、計算問題は解けるのに、文章題になると突然解けなくなるみたい…。」
返ってきたテストを見て、「うちの子の読解力大丈夫?」と心配になった親御さん、多いのではないでしょうか。
こんにちは。子どもにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」スタッフの荒井です。
読解力は、勉強やテストはもちろん、社会で生きていくために欠かせない大切な力です。
今回の記事では、子どもの読解力が心配という親御さんのために、読解力を高める5つのトレーニング方法をお伝えします。
読解力とは、文章を読んでその内容を理解する能力のことを言います。
読解力は国語だけでなく、すべての教科を読み解く上で必要な能力です。
問題の意味が分からなければ、どの教科でも答えを出すことができません。
また読解力は、将来社会に出た時には、相手の気持ちを考え、要望を読み取る力にもなります。
読解力が低いままだと、「相手が何を言っているか分からない」「適切な情報が読み取れない」など、社会生活を続けることが難しくなってしまいます。
生きていく上で非常に大切な能力なので、早いうちからしっかりと身につけてもらいたいですね。
まずは、文字を読むことを習慣化したいですね。
本を読む習慣がない子どもにとってはハードルが高いかもしれませんが、読むジャンルは漫画、雑誌、小説など何でもOKです。
読書に対して「難しい」「苦手だ」といったネガティブ感情を抱かずに、色々なタイプの文章を読むことで、文字を読むことに慣れ、読解力を高めることができます。
手軽にできることとして、写真やイラストの多い雑誌をながめるところから始めるのも良いですね。
子どもが読んだ作品について親がインタビューし、親子の会話量を増やすのもおすすめです。
毎日親とたくさん会話すると、子どもは読解力の元となる「聞く力」と「話す力」を高めることができます。
「どうしてそうなったの?」や「それでどうするの?」など親が繰り返し質問することで、自然と子どもの「対話力」を伸ばし、「読解力」を高めることができます。
子どもの読解力を鍛えるのに有効なのは、語彙力(その人がもっている単語の知識と、それを使いこなす能力)を身につけることだとされています。
親は普段の日常生活の中であえて難しい単語を使って、大人同士会話をして下さい。
子どもから「○○ってどういう意味?」と聞かれたら、意味と使い方を合わせて丁寧に伝えます。
「意味を聞かれる→答える」をくり返すことで、生きた日本語を通して、子どもの語彙を増やすことができますよ。
子どもの「聞く力」「話す力」を鍛えるには、普段接していない人との接点を持つこともおすすめです。
異なった年齢の人と関わる体験が、子どもの感受性を発達させ、「聞く力」「話す力」を伸ばすことにつながります。
地域の行事やボランティア活動などに参加して、異なる年齢の人たちと交流する機会を作るようにして下さい。
その際、親がお手本となるよう、周りの人に積極的に話しかける姿を見せることも大切です。
普段何気なく親がサポートしていることを、自分でやるように声がけしてみて下さい。
例えば、食事が終わったら自分の食器は自分で下げる、体操服は洗濯機に入れるなど、自分のことは自分でやるよう促します。
当たり前のように感じますが、普段から自分の事を自分でできるようになると、自分で自分の意思決定をできるようになります。
自発的に考え、行動する意識と思考力を身につけることができるでしょう。
全ての学習の基礎となる、読解力を高める5つのトレーニング方法をご紹介しました。
生きていく力にもなる「読解力」は勉強だけでなく、普段の生活や親子のコミュニケーションを工夫することで、どんどん高めていくことができます。
親は、正しい日本語を使って会話することや、会話の量を増やすことで、子どもの思考力・読解力を伸ばしていきたいですね。
子どもの読解力が心配な親の皆様、ぜひ今回紹介した読解力を高める方法を、試してみて下さいね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
荒井 有紀 (あらい ゆき)
現役キャリアコンサルタント
子どもの教育について模索中。
子育て本とビジネス書を読み漁る日々。
趣味は旅行とショッピング。
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