「富山県の推薦入試を受験予定。作文を書くのが苦手で困っている…」
「推薦入試までに対策したいけど、作文の書き方やコツってあるの?」
推薦入試を受験予定のみなさん、こんなふうに作文を書くのが苦手と感じることはありませんか?
こんにちは、子どもにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」の教育ライター平です。
富山県の推薦入試では、個人面談だけでなく、作文も出題されます。
作文は、思いついたことをすぐに原稿用紙に書くのではなく、事前にどんなことを書くのか順序だてて書くことが重要です。
受験日までに繰り返し練習して、「作文独特の書き方のルール」や「文章の型」に慣れておきたいですね。
本記事では、作文が苦手な中学生にやってほしい6つの対策をご紹介します。
まず、作文が苦手な中学生にやってほしい6つの対策をお伝えします。
作文とは、与えられたテーマや自分が体験したことを元に、自分の気持ちや感想を書くものです。
すぐに文章を書き始めるのではなく、まず初めに「書きたいこと」を決めてください。
作文のテーマが何も思いつかない場合は、「周りの人から聞いた話」「体験したこと」「最近の気になる話題」など書けそうなことを箇条書きにしてみてくださいね。
また「タイトルがなかなか決められない」という場合、文章を書き終えてから決める方法があります。
先にタイトルを決めてしまうとタイトルに縛られて書きづらいと感じる場合、試してみて下さいね。
学校や塾では、これまで各高校の推薦入試ででたテーマを調査し、把握している場合が多いです。
推薦入試の受験を決めたら、志望校ではこれまでどんな問題が出たかを必ず先生に確認して下さいね。
「とはいっても、作文手どんなふうに書けばいいの?」とイメージがわかない生徒も多いのではないかと思います。
高校入試の作文練習をはじめるのにおすすめの本を3つご紹介します。
『合格を決める作文・小論文』は、文章のまとめかたのコツや書き方の手順、ルールについて書かれています。
(Amazon公式サイトから引用)
イラスト入りで読みやすいので、「何から書き始めたらいいのか分からない…」と悩んでいる中学生におすすめです。
ワークシートの手順通りに進めていくだけで、「テーマに合わせた書き方」や「文章をまとめる力」を鍛えることができますよ。
『高校入試作文完全攻略』は、作文の基本的な書き方から入試対策で高得点を取るためのテクニックまで書かれています。
(Amazon公式サイトから引用)
推薦入試を考えている学生や、国語の読解力を鍛える文章題対策としておすすめですよ。
推薦入試の過去問題を分析している作者が書いているので、「最新の入試で多く出題されるテーマ」や「作文を書きやすくするための発想力」について教えてくれます。
『採点者はココを見る!高校入試作文・小論文対策』は、本がワークシート形式になっているので、書き込みながら作文に必要なスキルを身につけていくことができます。
(Amazon公式サイトから引用)
作文の採点方法が載っているので、「ここがまる」「見直しポイント」などの解説を見ながら自己採点したい人におすすめです。
テーマに対して作文の解答例が載っているので、「どう書けばいいのか」「高得点になりやすいポイント」を学ぶことができますよ。
作文には、句読点の使い方や原稿用紙の使い方、「です・ます調」の語尾を統一するなどのルールがあります。
どんなに作文の内容がよくても、原稿用紙の使い方を間違えると減点されてしまうので注意したいですね。
以下に、原稿用紙のルールと作文独特の書き方をお伝えします。
【原稿用紙ルール】
• 右上1行目に書く題名は、行頭を2文字分空ける。
• 2行目に名前を書き、苗字と名前の間は1文字分空ける。
• 文章の書き出しや改行したあとは、行頭を1文字分空ける。
• 句読点(「。」「、」や促音(「っ」)、カギカッコ(「」)は1マス使う。
• 行頭に句読点がくる場合は、前行の最後マスの下に文字と一緒に書く。
【作文独特の言葉づかい】
• 原稿用紙が縦書きの場合、数字は漢数字(一、二、三、四)を使う。横書きの場合、(1、2、3、4)を使う。
• 省略した表現や略語を使わない。
• 話し言葉(くだけた言い方)は使用しない。
• 文末は「です、ます調」、または「だ、である調」でそろえる。
原稿用紙の正しいルールや作文で使われる独特の言葉づかいを、受験日までにしっかりと身につけておきたいですね。
書きたい内容が決まったら、テーマから自分の書けそうなアイデアを出して構成メモを作りましょう。
まず、テーマから思いついたアイデアを連想ゲームのように広げていき、紙に書き出します。
(例)中学校でがんばったこと→部活(サッカー)、生徒会で書記、ボランティアで海岸清掃…
→部活では1~2年生の間補欠だった→ 自分で練習メニューを作って練習した→ 3年頭にレギュラーになることができた…など
次に思いついたアイデアを全て書き出したら、「キーワード」や「書きたいと思うこと」を〇で囲みます。
最後に○で囲んだエピソードに「①、②…」と順番をつけたら、構成メモの完成です。
テーマが決まったら、作文の「型」を使って、繰り返し書いてみてください。
「型」とは、
(1)序論(初めに書く、書きたい内容を紹介する部分)
(2)本論(自分の考えを理由や根拠を元に説明する部分)
(3)結論(読み手に伝わるように自分の考えをまとめる)
この3つの構成に分けて書くことを言います。
3つの構成に分けると読み手が読みやすくなり、文章の流れができるので上手くまとまりますよ。
それぞれのパートで「何を伝えたいのか」「何を書きたいのか」「文字数」を決めておくとスムーズに書くことができます。
可能なかぎり、「がんばった」「楽しかった」などの抽象的な表現を避けて、具体的なエピソードを書くように気をつけて下さいね。
作文が書き終わったら、学校や塾の先生に添削をお願いしてください。
自分では上手に書けたと思っても、相手に上手く伝わらなかったり、修正箇所をいくつも指摘されたりすることもあります。
できる限り何度も作文を書いて、指導を受けるようにして下さいね。
ただ、学校の先生は多くの生徒を指導しているため、個別に長時間の指導を受けるのが難しい場合があります。
そんなときは学習塾の先生に時間をとってもらって、個別に添削や指導をお願いしてみてくださいね。
今回は推薦入試対策として、作文が苦手な中学生にやってほしい6つの対策をまとめました。
推薦入試を受験予定の皆さん、「作文を書くことが苦手。何から書き始めればいいか分からない」「伝えたい内容が上手く伝わらない」など文章を書くことが苦手だと感じることないでしょうか?
いざ高校の推薦入試を受ける段階になって、「もっと早くから作文の対策をしておけばよかった…」と後悔するのは避けたいですね。
作文は、「書き方のルール」「型」「原稿用紙の使い方」を学ぶことで、誰でも上達することができます。
諦めず、いい結果がだせるように繰り返し練習してくださいね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
平 寛子 (たいら ひろこ)
「子どもが毎日笑顔になる子育て」をモットーに
試行錯誤しながら子育て中の主婦です。
仕事の合間に脳科学や学習習慣を学び、
進んで学べる子になる方法を模索しています!
趣味は歌を歌うことそして写真を撮ること。
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