こんばんは!田畑です。
小学生の算数を見ていると、
「計算問題はできるのに、文章題になると手が止まってしまう」
という生徒さんがいます。
足し算や引き算、かけ算やわり算の計算はできている。
それなのに、文章題になると、何の計算をすればよいのか分からず手が止まってしまう。
そんな様子を見ると、
「問題文をきちんと読めていないのかな?」
「文章題の解き方が分かっていないのかな?」
と思うかもしれません。
もちろん、問題文を丁寧に読むことは大切です。
ですが、文章題で止まる理由は、単に文章を読んでいないからとも限りません。
文章題を解くためには、計算を始める前に、
「どのような場面なのか」
「何を求める問題なのか」
「どの数字を使えばよいのか」
を一つずつ整理する必要があります。
例えば、問題文に「全部で」「残りは」「一人分は」などと書かれていても、
その言葉だけを見て式を決められるとは限りません。
登場する人や物の関係を整理し、頭の中で状況を思い浮かべてから、ようやく数字を式に変えていきます。
つまり、文章題では計算をする前に、いくつもの作業をしているんですね。
そのため、式が立てられないからといって、計算練習を増やすだけでは改善しない場合があります。
問題文の状況が浮かんでいないのか。
何を聞かれているのか分からないのか。
使う数字を選べないのか。
それとも、分かっていることを式に表せないのか。
同じ「文章題が苦手」に見えても、止まっている場所は一人ひとり違います。
次回は、小学生が「分からない」と言うとき、どこでつまずいているのかを、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

