こんばんは!田畑です。
前回の記事では、計算はできるのに文章題になると手が止まってしまう子についてお話ししました。
同じ「文章題が分からない」という状態でも、
問題文の内容を読み取れていないのか。
それとも、必要な情報を整理できていないのか。
はたまた、頭の中に場面を思い浮かべられていないのか。
実は、止まっている場所は一人ひとり違います。
今回は、小学生が「分からない」と言ったときに、どこを見ているのかを、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
文章題が苦手な子に、
「もう一度、問題をよく読んでみよう」
と声を掛けることがあります。
すると、問題文を最初から最後まで、もう一度きちんと読んでくれます。
それでも、手が止まったままです。
文字を声に出して読めていることと、文章の内容を理解できていることは、少し違うんですね。
例えば、
「何人登場しているのか」
「何が増えたのか、減ったのか」
「最初と最後で何が変わったのか」
と聞くと、答えられないことがあります。
この場合は、計算方法を教える前に、問題文の内容を一緒に整理する必要があります。
例えば、句点だけでなく読点ごとに文章を区切って確認すると、
どこで躓いているかを見つけやすいです。
文章題には、いくつかの数字が登場します。
その中から、必要な数字を選んで式をつくらなければなりません。
ですが、問題文に出てきた数字を上から順番に使ってしまったり、
目に入った数字をすべて式に入れようとしたりする子もいます。
これは、計算ができないというよりも、
「それぞれの数字が何を表しているのか」
を整理できていない状態です。
そんなときは、
「この数字は何の数?」
「求めたいものと、どのような関係がある?」
と確認していきます。
数字だけを見るのではなく、その数字が表している意味を考えることが大切です。
文章題を読むと、頭の中に場面が浮かぶ子もいます。
一方で、文章を読んでも、数字と文字が並んでいるようにしか見えない子もいます。
例えば、
「5人に3個ずつ配る」という文章を読んだとき、
5人の前に3個ずつ物が並んでいる様子を思い浮かべられれば、かけ算につながりやすくなります。
ですが、その場面が浮かばなければ、
5と3を足すのか、かけるのか、割るのかが分かりません。
このような場合は、絵を描いたり、丸や線を使って表したり、実際に物を並べてみたりします。
文章だけでは分からなかったことが、目に見える形にすると分かることもあるんですね。
生徒さんに、「どこが分からない?」と聞くと、
「全部」
「何となく分からない」
と答えることがあります。
ですが、少しずつ話を聞いていくと、
問題文の意味は分かっている。
使う数字も選べている。
ただ、足し算なのか引き算なのかを決められない。
というところまで考えていたことが分かる場合があります。
本人の中には考えていることがあっても、それをうまく言葉にできないんですね。
そこで、
「何を求めたいの?」
「ここまでは分かる?」
「どの数字を使おうと思った?」
と質問を細かく分けていきます。
考えを言葉にできるようになると、自分がどこで止まっているのかも少しずつ分かるようになります。
困ったときに質問できることも、大切な学習行動の一つです。
ですが、小学生の中には、
「何を質問すればよいか分からない」
「間違っていたら恥ずかしい」
「先生に聞くほどのことではないと思った」
という理由で、分からないまま進めてしまう子もいます。
鉛筆が止まっていても、「大丈夫です」と答えることもあります。
そのため、愉開塾では「質問してね」と伝えるだけではなく、
「今、どこまで考えた?」
「迷っているのは、数字? 式?」
とこちらから声を掛けます。
質問する力も、最初から自然に身についているとは限りません。
どのように困っているのかを伝える練習も必要です。
文章題が解けなかったときに、
「国語力がないから」
「算数が苦手だから」
と一つの言葉でまとめてしまうと、本当に必要な練習が見えなくなってしまいます。
愉開塾では、答えが合っているかだけではなく、
問題文をどのように読んだのか。
数字の意味を整理できているか。
場面を思い浮かべられているか。
自分の考えを説明できるか。
困ったときに助けを求められるか。
という学習の過程を見ています。
同じ「文章題ができない」という状態でも、必要な支援は一人ひとり違います。
問題文を短く区切った方がよい子もいれば、絵に表した方が分かりやすい子もいます。
考えを言葉にする練習が必要な子もいれば、質問の仕方から一緒に練習する子もいます。
「分からない」は、学力が足りないという意味だけではありません。
どこで止まっているのかが分かれば、練習するべきことも見えてきます。
お子さんが文章題で止まってしまう理由や、何を練習すればよいのか分からない場合は、
一度学習の様子を整理してみるだけでも、見えてくるものがあるかもしれません。
愉開塾では、小学生の学習相談も行っています。
お子さんの勉強の進め方で気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
| 教室名 | 愉開塾 射水・小杉 | エリア | 射水 | 営業時間 | 15:00~21:00 |
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| 教育理念 | 愉開塾には、「愉しく学び、自ら道を開く力を育てる」という想いが込められています。 勉強は、ただ答えを覚えるだけでは本当の力にはつながりません。自分で考え、理解し、学び続ける力があってこそ、学習は将来につながるものになると考えています。 そのため愉開塾では、「正解を教えること」だけを目的にはしていません。 生徒一人ひとりが、自分の頭で考え、自分なりに理解し、少しずつ前に進めることを大切にしています。 また、学ぶことに対して必要以上の恐怖や萎縮を生まないことも重視しています。安心して考え、間違え、挑戦できる環境があってこそ、人は主体的に学べるようになると考えているからです。 勉強を通して、「できる・できない」だけではなく、自分で未来を切り開いていける力を育てていきたいと考えています。 |
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