「スキマ時間、気晴らしに見始めたスマホやテレビ。流れてくる情報に気分が滅入ってかえって疲れてしまった」
「とはいっても日常生活に欠かせない情報源を突然やめるのは難しい…」
そんな風にSNS疲れで悩む親御さん、多いのではないでしょうか?
こんにちは、お子さんにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」の稲泉です。
テレビやSNSから入ってくる、私たちを落ち込ませる情報と距離を取って、自分の心を守りませんか?
書籍『つながらない練習』は、インフルエンサーだった著者安藤美冬氏が2年の時間をかけて SNS をやめ、心を回復させていった方法が書かれています。
今回は本で紹介された SNS・ テレビ・一般常識から距離をとって、自分の心を取り戻す方法をご紹介します。
「とはいってもすぐに SNS をやめるのは難しい…」
どちらかというと、そう考えるかたの方が多いかもしれませんね。
書籍『つながらない練習』には、いきなり全部の SNS を断つのではなく、時間をかけて少しずつ SNS に滞在する時間を短くするようすすめられています。
どうしたら少しずつ SNS の時間を短くできるのか、その3つのステップを紹介します。
いきなり全ての SNS を止めようとしても、やめられるものではありません。
ダイエットと同じで、無理にやめようとしてもすぐに元の生活に戻ってしまいます。
まずはスマホの機内モードを使って、1日の中にネットを使えない時間を作ります。
手始めに夜の間、スマホが鳴らないようにする設定にしてみませんか?
夜寝る間だけでも使わないことに慣れたら、朝の忙しい時間などもスマホを鳴らないようにしてみます。
半年ほどゆっくりと時間をかけて、少しずつ1日の中でスマホを見ない・使わない時間を増やして下さい。
スマホを使う時間を限りなく短くできたなら、スマホから SNS のアプリを削除することを考えてみて下さい。
「削除するのはちょっと…!」と抵抗を感じるかもしれませんね。
ですが、SNSをやめてしまうわけではありません。
スマホからはアプリを削除しますが、パソコンの前に座りさえすれば、SNSを自由にやることができます。
「SNSを完全にやめるわけではない」という逃げ道を残すことで、安心してSNSから距離をとることができますよ。
最終的には自分のアカウントをなくして、完全に SNS をやめます。
なかなか勇気が出ないかもしれませんが、使う時間を極限まで減らし、スマホでSNSをできなくしたら、「SNS、やめても大丈夫かもしれない」という自信がついてきているのではないでしょうか?
もしちょうど、スマホ圏外に旅行に行くタイミングや、スマホを見る暇のない用事があれば、その時にアカウントを退会するのがおすすめです。
「そうはいっても退会するまでの勇気はない」というかたは、(1)のスマホを見る時間を制限するだけでも十分な効果がありますし、複数のSNSをやっている方は、1つに絞るという方法もありますよ。
できる範囲で、SNSと距離をとる方法を検討してみて下さいね。
「SNSをやめる手順はわかったけど、連絡手段に使っているからアカウント退会は難しい」という方にもできる、心を守る方法があります。
心が疲れた時に試してほしい、5つの方法をご紹介しますね。
「相手はすぐに返信してくるのが当たり前」
「LINE の返信が早くできる人ほど仕事ができる人。既読スルー・未読スルーは許せない」
こんなふうに、世間一般の価値観に縛られて、心が疲弊してしまうことがあると思います。
相手の既読スルー・未読スルーも、「そういうときもあるよね」と OK にしませんか?
SNSの「こうすべき」という思い込みは、自分も相手も追い込んでしまいます。
まずは、全てのメールやメッセージ SNS の投稿にすぐさま反応しないことに挑戦してみて下さい。
気持ちが落ち込んでいる時、友人の幸せな家庭を築いている投稿や、豊かな生活をしている投稿に落ち込むこと、あるのではないでしょうか。
そんな時はモヤモヤした気持ちを放っておかずに、自分と向き合い、自分の心を表現する言葉を紙に書いて丁寧に探ってみましょう。
「この人は周りに認められ家庭も幸せそう。それに比べて私はこんなにがんばっているのに…」などしっくりくる表現に出会えると、「私はこんなふうに感じていたのだ」とモヤモヤからの開放感を味わうことができます。
丁寧に気持ちを見つめて向き合うことができれば、より早くネガティブな状態から抜け出せるでしょう。
心が疲れていると感じる時は、「今何をしたら一番気分がいいだろう?」と自分に問いかけてみてください。
質問することによって心に引っかかるものがあったら、それを改善する方法を考えてみます。
苦手な人が気になるなら「苦手な○○さんの素敵な面はどこにあるだろう?」と、嫌な作業があるなら「この作業を楽しくするためにはどうしたらいいかな?」と、考えるきっかけにします。
嫌なことから良い方へ視点を変えることで、モヤモヤから脱し前向きな気持ちになることができますよ。
心が疲れて自分が何をしたいのか、何が好きなのかも分からない時は、美味しいものを食べて味覚を喜ばせたり、美しい風景を眺めて四角を喜ばせたりと自分の五感を喜ばせて下さい。
丁寧にコーヒーをいれたり、愛する子どもやペットとスキンシップしたりするのはいかがですか?
五感が喜ぶことを続けることで、だんだん心地よくないことに敏感になります。
心地よさを自分に与え続けていくと、合わない環境や人間との付き合いを考えるチャンスを作ることができますよ。
一人合宿の目的は、自分と向き合うまとまった時間を作ることです。
一泊以上、ホテルなど自宅を離れて1人で過ごして下さい。
今月の家計、仕事のノルマ、子育ての悩み、人間関係などを考えるのではなく、徹底的に自分のために時間を使うのです。
一人合宿中はスマホの電源を切るか機内モードにし、食事はホテルのルームサービスや出前をとるか、買った惣菜を持ち込みます。
一人になったらノートとペンを用意し、自分の本音を書き出し、本音と対話し、感情を浄化して下さい。
どうしても子どもが小さくて泊まりが難しいなどの場合は、ホテルのデイユースプランを使うのもおすすめです。
テレビやSNS から心を守るためにできる、5つのことをまとめてきました。
SNS やテレビに仕事、家事、人間関係など、私たちの心は知らないうちに疲れを貯めこんでしまいます。
「なぜかイライラしてしまう」「いつも楽しい事が今日は楽しめない」そんな時には、一度立ち止まって外部の情報を遮断し、自分の心と向き合う機会を作ってみませんか?
今回ご紹介した5つの方法が、心を癒す助けになれば嬉しいです。
ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で7歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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