こんにちは。塾選び富山スタッフの白崎です。
最近新聞や書籍で、「子どもの語彙力アップが大切」というテーマを目にすることが増えたと思いませんか?
語彙力とは「言葉をどれだけ多く知っているかという能力」です。
文部科学省が定める学習指導要領が今年度改定されるのですが、新たな項目として「外国語」「プログラミング教育」、そして「語彙指導の改善・充実」が追加されることになりました。
つまり語彙力は、外国語やIT技術の習得と並ぶほど重要な能力として考えられているのです!
今回は、学校教育において重要度を増した「語彙力」について学んでみましょう。
学校教育で語彙力アップに力を入れることになった背景に、2019年に発表された「学習到達調査」の結果があります。
その調査によると、日本の子どもたちの「読解力」が前回に比べて低下したという結果が出たのです。
読解力とは、「日本語を正しく理解して文章や問題を読み解く力」のこと。
そして読解力の低下の原因こそが、語彙力の低下にあると考えられているのです。
子どもたちが読解力を高められるように、語彙力をつける学習が今、重要視されているのです。
では、語彙力をアップさせるために具体的に何をしたら良いのでしょうか。
「ヤバい」「すごい」などは良い意味も悪い意味も持つ便利な言葉です。
ですが、こうしたおおざっぱな言い回しを使っていると語彙力は育ちません。
子どもはもちろん、大人も具体的で多彩な日本語を使うように意識しましょう。
大人の語彙力は、そのまま子どもの語彙力に影響します。
普段から大人も様々な言葉を使って、子どもとの会話の内容を充実させましょう。
時事問題や日常生活など幅広いテーマで話してみると良いです。
「それどういう意味?」と聞きたくなるような、ちょっと難しい「大人が使う言葉」を会話に織りまぜると、子どもの知りたい意欲がかき立てられますよ。
分からない言葉を大人がすぐに教えるのではなく、辞書で調べる習慣をつけましょう。
辞書だと1つの意味だけでなく、他の意味や例文も一緒に覚えられます。
リビングや自室など長く過ごす部屋に辞書を置いておくと良いですね。
もちろん、電子辞書やインターネットで検索するのも良いでしょう。
読んだ本の数は、語彙力に比例します。
子どもに読書の習慣をつけさせるには、まず大人が本を読むことです。
リビングに家族共用の本棚を置いて、子どもと大人が一緒に読書する時間を作ると習慣化しやすいです。
本を読むのは苦手という子どもには、まずは漫画から読ませてみるのも良いでしょう。
「漫画なんて読ませたくない」と思われるかもしれませんが、歴史物や伝記などの学習漫画なら勉強になりますし、適度に難しい言葉も含まれているので語彙力アップにつながります。
またテレビだと、ニュースやドキュメンタリー番組がおすすめです。
一緒に観て大人が解説をはさんだり、子どもと感想を話し合ったりするのも良いですね。
「語彙力をアップさせよう!」と言っても、ただちに伸ばす方法は残念ながらありません。
大人も言葉に気を付けて、子どもが新しい言葉に触れられる機会を作っていきたいですね。
語彙力は簡単には身につかない能力ですが、子どもが好きな漫画やテレビも利用して気長に鍛えていきましょう!
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---------------この記事を書いたのは---------------
白崎 真弓 (しらさき まゆみ)
塾選び富山スタッフ/元塾講師
好奇心旺盛な娘と体力が有り余る息子の子育て奮闘中。イベントやワークショップに子連れで良く参加している。
趣味は旅行、ヨガ。
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