こんにちは、お子さんにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」スタッフの稲泉です
「2021年度、中学校の教科書がどのように改訂されたの?」と題して、各教科がどのように変わったのか5回シリーズにしてお伝えしています。
前回の「数学」編では、現実世界で数学がどのように使われているかが丁寧に説明されるようになった一方、テストがより実社会での利用を想定した高度な内容になるだろうことをお伝えしました。
●【第2回】「数学」の教科書改訂についての記事は、こちらをクリックしてください。
実はこの傾向は、今回お伝えする「理科」の教科にも同じように見られます。
第3回は、「理科」の新教科書の改訂ポイントをお伝えしますね!
理科の学習内容を習う学年は、大きく変わりました。習う時期(学年移動)を一覧を図にしました。
改訂された教科書では、「なぜこの学習を行うのか」という学習の目的が、導入部で詳しく説明されています。
また理科の現象を実験・観察するときには、「数学」の時と同じように問題解決法「PPDCAサイクル」を使って考察をします(「PPDCAサイクル」については【第2回】数学の記事をご参照ください)。
教科書そのものも「PPDCAサイクル」の方法を使ってよりわかりやすく解説されるようになりました。
【理科の「PPDCAサイクル」】
これまでの教科書では疑問の後に答えがすぐに表記されていましたが、改定された教科書では、結果にたどりつくまでの仮説や推測をイラスト付きで描いています。
すぐに答えを出すのでなく、「なぜ」「どのように」を自分で考える行程が丁寧に扱われるようになりました。
理科の教科書の文中や末尾に、練習問題が多く配置されるようになりました。
思考力・活用力が必要な問題や、会話文で状況を読み解く問題が取り入れられている教科書もあります。
いずれも巻末に答えが書いてあるので、自分で問題を解いてマルつけまでできるようになっています。
これまでの理科のテストは、ある程度公式や実験結果を暗記していれば点数をとれましたが、今後は難しくなると予想されます。
公式・実験結果を憶えているのはあたりまえで、それらを応用してどのように問題を解決するかという思考力が問われるようになりそうです。
数学と同じように、活用形・思考系の問題を解けないと、好成績を取るのは難しくなりそうです。
2021年の中学校教科書「理科」の改訂ポイントをまとめました。
「理科」の教科書では、分野の導入部分で「なぜこの分野を勉強するのか」「どのように役に立つのか」という目的が明確にされています。
また、問題解決法「PPDCAサイクル」を使って授業・実験・観察が行われるという点も新しいですね。
他の教科と同じように、「理科」でもやはり応用力や読解力が求められ、暗記だけでは対応できなくなりそうです。
次回【第4回】では、「社会」の改訂ポイントをお伝えします!
暗記科目といわれる「社会」の教科書はどう変わったのでしょうか?
次回もぜひ読んでみて下さいね!
●【第4回】「社会」の教科書改訂についての記事は、こちらをクリックしてください。
家庭学習ではどうしても応用力を身に付けるのは難しいものです。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
芸術文化学博士。富山で6歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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【記事監修】(株)とやまなび塾選び事業部、教育開発出版(株)