「ママ、もう塾やめたいんだ。」
「本当は習い事、行きたくないんだよね…。」
習い事の送り迎えをしている時に、突然子どもからそんなこと言われたら困ってしまいますね。
こんにちは。子どもにぴったりの学習塾・個別指導塾を紹介する「塾選び富山」スタッフの荒井です。
「気持ちは分かるけど、とにかく続けなさい。」
「せっかく今まで続けてきたのに。やめるなんてもったいない!」
などと、言ってしまいそうですが本当にそれでいいのでしょうか?
子どもが習い事をやめたいと言った時に、取るべき親の対処法を5つまとめました。
まずは、なぜやめたいと思っているか子どもの話をしっかりと聞いてみて下さい。
話を切り出すときは、子どもがリラックスしている時がおすすめ。
表情を柔らかくし、子どもの顔を見て目線を合わせます。
話を聞く時は決して問いただしたり、否定的な対応をしたり、決めつけたりしないよう心がけて下さいね。
子どもが上手に説明できないとイライラしてしまうかもしれませんが、最後まであいづちをうちながら話を聞くようにしたいですね。
習い事自体が嫌でないなら、問題を解決する方法を具体的に考えてみて下さい。
例えば「習い事は嫌ではないけれど、一緒のお友達がイヤ」という場合は、日にちや時間を変えることを検討してみます。
また「先生が怖い、苦手」と言った場合は、先生が複数人在席している教室なら、先生を変えてもらうよう交渉してみてはどうでしょう。
習い始め1~2カ月の「難しい」や、「面倒」という言葉については急いで対応しなくてもOKです。
始めたばかりなら、続ける事でやる気に繋がることもあります。
また、「面倒」と言う言葉にも子どもなりに理由があるはずです。
子どもは友達と遊びたい気持ちから「面倒」と表現してしまうケースがあります。
その場合は、習い事を続けるメリットを子どもと一緒に考えてみても良いですね。
ただ、長年続けているものの場合は、成長とともに子どもの価値観と合わなくなってきているケースや、いじめなど深刻な問題があるかもしれません。
そんな時は、「あと1カ月」などと悠長にかまえず、一旦休会するなど迅速に対応することが必要です。
「習い事をやめさせたら、やめぐせがつく」と過度に恐れる必要はありません。
やりたくないことをがまんしてやり続けることは、メリットよりもデメリットの方が大きいとい言われています。
「脳が急激に発達中の子どもの1年は、大人の5年に相当する」と言われおり、子どもにとって嫌な習い事を続ける時間は、大人が想像する以上に長く苦痛に感じてしまうというのです。
「習い事はいつかはやめるもの。やめたいと言ったらやめさせよう。」と、親が考えることも大切ですね。
親はつい続けることの大切さに注目しがちですが、嫌な習い事を続けることで生じる「自信を失う」というデメリットにも注目したいです。
無理に続けた習い事のせいで、子どもの自己肯定感が下がってしまっては、何のために習い事を続けているのか分からなくなってしまいますね。
中途半端にしてやめさせたくないという気持ちがあるなら、一旦ゴールを設定して達成できたらやめるという方法もあります。
子どもが習い事をやめたいと言ってきたら親としては心配ですし、悩んでしまいますね。
長年習い続けてきた習い事であれば、「せっかく続けてきたのに…」、「将来有利になるかもしれないのに」など、惜しむ気持ちが出てくるかもしれません。
ですが、習い事をするのは子ども自身です。
やりたくないことを無理に押しつけても、子どもにとってプラスになるとは言い切れません。
まずは、子どもの話を親身になって聞くことを大切にして下さい。
親の続けてほしいという思いばかりを押し付けないように、気をつけたいですね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
荒井 有紀 (あらい ゆき)
現役キャリアコンサルタント
子どもの教育について模索中。
子育て本とビジネス書を読み漁る日々。
趣味は旅行とショッピング。
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