これまで3回にわたって、2021年度の入試改革から行われるであろう4年制大学の入試の姿を、垣間見てきました。
1回目は 「一般選抜」
2回目は 「総合型選抜」
3回目は 「学校型選抜」
特に、中学生・高校1年生にとりましては、遠い先のことに思えるかもしれません。しかし、それらを知りつつ日々の勉強に取り組むのと、そうでないとでは、数年先の自分の姿は大いに変わることと思います。
この後、日々の学習の中から「これは」とか「これこそ」とか、大いに興味を抱くことになる分野と遭遇することがきっとあります。そのような時、より上級の学校に進むにはどうすればいいのだろうかと思うこともあります。これらの情報が、その時に少しでも役に立てたなら幸いです。
今回は、大学らしくない"大学"を、いくつか紹介いたします。
2019年4月、「専門職大学」という新しい学校制度が誕生しました。
専門学校は将来の就職に向けて技術を身につける学校で、学問の研究を中心とする大学とは異なります。
そこで、大学の良さと専門学校のよさをあわせ持ちながら、これまでにない教育方針で仕事に役立つ知識と技術を身につけられる学校として、従来の大学と同じ立場で「専門職大学」が設立されました。
仕事に必要なことを実践的に学ぶ事ができ、大学ならではの広い教養が実に付くことで、就職には有利になるかもしれません。
現在はまだまだ学校の数は少ないですが、今後増えていくと思われます。
文部科学省サイトでの紹介 ⇒
「専門職大学や専門職短期大学って何?」
話は変わって「大学校」(大学ではありません)という名称の教育機関を聞いたことがありますか。
大学や短期大学は文部科学省が所管していますが、大学校はそうではありません。文部科学省以外の省庁が所管する教育機関の一つとして、(省庁)大学校が存在します。
特に以下に書いた「(省庁)大学校」においては「大学」と同じ卒業資格の「学位」が授与されます。また大学院も設置されており、一般の大学と同じ博士などの学位も授与されます。
「省庁大学校」は16あります。その中で、学位授与機構が大学または大学院と同等の水準であることが保証している大学校が以下の7つあります。特に「防衛大学校」「防衛医科大学校」「海上保安大学校」「気象大学校」などでは、身分が学生でありさらに国家公務員としての給与が支払われます。また、「水産大学校」「国立看護大学校」「職業能力開発総合大学校」は一般の大学と同じ学生となります。
それぞれの大学校は、その学校名からどのような性格を持つものかはお分かりいただけると思います。リンクも添えましたので、興味を持たれた場合は内容をぜひ確認してみてください。また、上記に述べましたように、大学校によっては、学生でありながら国家公務員として給与が支払われ、卒業後もそれぞれの省庁の国家公務員となることが約束されています。
一考してみる価値があるかもしれませんね。
次回以降のブログでは、2021年度から始まる「共通テスト」について、小中高生がふだんの学習でどのような点に気を付ければよいか考えてみます。
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大学入試の内容を記載するにあたり、
「ウィキペディア(Wikipedia)」の関連項目を参考とし、
さらに参考にしたおもな図書は下記の通りです。
・螢雪時代2019年7月臨時増刊
全国大学 推薦・AO入試合格対策号
・週刊ダイヤモンド 2020年 3/14号
・全国大学・短期大学推薦入学年鑑
2020年入学者用 エイビ進学ナビ編集部
・全国大学・短期大学AO入試年鑑
2020年入学者用 エイビ進学ナビ編集部
上記図書からブログ各所で勝手に引用させていただきました。
非礼をお詫びいたしますとともに、御礼申し上げます。
ただし、ブログ内容全ての責任はわかば会にあります。
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