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親のあり方を学ぼう

【ママ記者レポートvol.1】ゲームやスマホを与えると、やっぱり勉強をしなくなる?!

 

ママ記者レポートとは・・・親の役割として参考にしたい「フムフム」を子育て経験のあるスタッフがレポートします。自身が学んだことや子育てで経験したことをコラムにし、このサイトで紹介していく予定です。ほっと安心できてちょっと役立つ「フムフム」をみなさまにシェアいたします

 


 
こんにちは!塾選び富山スタッフの山本です。今回はズバリ!「子どもにゲームやスマホを与えると、やっぱり勉強をしなくなるのか」についてレポートします。

 

私自身ふたりの息子(5年生、中学1年生)を持つ親として、大きな関心を持っているこの問題。実際に私の周囲では、子どものゲーム時間を少なくするために習い事をさせたり、塾に通わせたりしている親御さんもいるほど。中には、もっと前の幼少期から”ゲーム機は勉強で使うもの”という刷り込みを開始して、知育だけに利用を制限している親御さんもいます。

 

また、一部小学校では”メディアコントロール”と称して、TVやスマホ、ゲームをする時間を一日のうち何分、何時間までにするかを約束させたり、就寝時間のどれくらい前までに終わらせたりするかを、子どもたちに意識させる取り組みをしているところもあります。子どものゲーム、スマホの利用に対して、家庭や学校であらゆる試行錯誤が繰り返されているのは間違いありません。

 

 

 

そもそも、子どもたちを虜にしているゲームやスマホですが、親の私たちも助けられることがしばしばあります。子どもを持つ親なら、誰でも一度や二度、ゲームやスマホに”子守り”をお願いしたことがあるのではないでしょうか。便利なのはもちろん、忙しく疲れた親の代わりにゲームやスマホは”超”が付くほどの助っ人として登場し、エネルギッシュな子どもたちの相手をし、楽しませてくれます。また、ゲーム会社の視点でいえば、人々を夢中にさせるゲームができあがれば会社の業績が上がる訳ですから、賞賛に値することかもしれません。子どもたちが夢中になるのも無理はない仕組みが、すでにできあがっているとも言えるでしょう。
 

しかし、その魅力的なゲームやスマホが子どもに与える悪影響について警告を鳴らす人もいます。それは、iPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズ自身です。ジョブズは、生前受けたインタビューの中で「自分の子どもにはテクノロジー機器の使用に制限をかけている」と答えています。ジョブズ家の子どもは、iPhoneもiPadも使いたいだけ使っていたのではないようです。さらにジョブズは、テクノロジー機器による中毒性が子どもに与える影響について警鐘を鳴らしていました。

 

ニューヨークタイムズの同記事には、UCLA大学の研究者たちが最近発表した研究によると、「数日間、電子機器利用を禁止しただけで、子どもたちの社交スキルがまたたくまに向上したそうだ。」
(参照:ニューヨークタイムズ 2014/9/11 )ともあります。ゲームやスマホは、子どもたちから勉強の時間を奪うだけではなく、社交性やコミュニケーションの点でも大きな影響を与えるようです。

 

これに対しては、私も我が家で実感した覚えがあります。子どもたちがゲームをする時間が長ければ長いほど、兄弟ゲンカが増えました。会話ひとつひとつが短くなったり、もっといえば、子どもたちが使う言葉自体が乱暴になったりもしました。ゲームをやめさせると、子どもたちが見違えるように穏やかにあったのはいうまでもありません。

 

写真はイメージです

 

 

今やゲームやスマホの中毒性は、子どもだけでなく大人にも見られます。よって現実問題、子どもにゲームやスマホを一切与えないのは無理があるのかもしれません。やはり親にできることは、「使用する時間を管理すること」ではないでしょうか。子どもと使用時間を決め、その約束を守る。冒頭にもあげたように、小学生や中学生などの子どもを塾や習い事に通わせて接する時間を減らしたり、物質的に距離を取ったりもいいかもしれませんね。

 

すでに「ある」ものを全くのゼロにすることはできません。しかし、ゲームやスマホの恩恵によって、逆に失いつつあるものに注目することは重要です。ただ単に「ゲームは勉強をしなくなる原因」というだけで終わるのではなく、親自身もゲームやスマホの使用時間も見直しながら、家族の中で「何を大事にしているのか」を考える機会にしたいですね。

 

 

written by スタッフ山本
中学1年生・小学5年生の男の子の母親。読書・映画・マッサージが大好きです。子どもがまだ幼い時は手を焼いて悩んだものですが、子どもの年齢が二桁になるとあの時が懐かしくなります。ママが笑顔でいることが子どもの幸せ。元気をおすそ分けできる情報をお届けします!

 

 

 

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