「今は、やりたいことが決まっていない。でも、成績を上げておいて、選択できるようにしてあげたい。」
「子どもが望む進路に進ませてあげたい。自分の教育方針はこれでいい?」
子育て中のママなら、多かれ少なかれ悩んでしまうのではないでしょうか?
今回の記事はお子さん3人を一流大学に合格させた富山在住ママの青山さんに、子育て体験談をお聞きしました。
※感染症対策を行い、インタビューを実施しました。
幼いころからの教育方針や、受験の時どのように子どもをサポートしたのかをうかがいましたよ。
子育てに悩む幼児から大学受験生の子を持つ、幅広い世代のママの助けになればと思います!
【先輩ママ青山さんの子育て歴】
●長女 富山幼稚園→富大附属小学校→富大附属中学校→富山中部高校→津田塾大学
<習い事・部活>
ピアノ(幼から小6)・スイミング(幼から小3)・テニススクール(小4から小6)、中学校では、軟式テニス部
●次女 富山幼稚園→富大附属小学校→富大附属中学校→富山中部高校→お茶の水女子大→富山大学医学部医学科
<習い事・部活>
ピアノ(幼から小6)・スイミング(幼から小3)・スケート・トランポリン・陸上(小4から小6)・中学校・高校では、陸上部
●長男 富山幼稚園→富大附属小学校→富大附属中学校→富山中部高校→東京大学
<習い事・部活>
ピアノ(幼から小4)・スイミング(幼から小3)・テニス(小4から小6)・野球(小4から小6)・中学校・高校では、野球部
神奈川県立相模原高校の野球部コーチ佐伯眞澄先生の「文武不岐」という言葉に影響を受けました。
よく耳にする「文武両道」は、武芸と学問の2つの道をそれぞれ極めるという意味です。
一方「文武不岐」は武芸と学問はひとつの道で、文武のがんばりはどちらにもつながるという意味です。
勉強も部活もがんばることで双方の力が伸びると考え、勉強はもちろん部活動に関しても積極的に応援しました。
とはいっても何事もガチガチにとらえるのでなく、子どもの意思を尊重して、子どもがやりたいことをやらせ、嫌だということを無理強いせずにやめさせることを心がけました。
一番はじめの出発点は、子どもが小学校に入学する少し前に引っ越しをしたため、その地域に友達や知り合いがいなかったことでした。
近所の学校に行っても友達がいないのだから、いっそ他の小学校に行かせてみようと考えました。
両親ともに地元の学校の出身だったのでその時は何も情報がなかったのですが、先輩ママに学校の様子や受験の内容など具体的な話を聞いて、ぜひ受験してみたいと思いました。
富大附属小学校では、子どもの成長に前向きな保護者と出会えましたし、子どももまた素晴らしい友人・人間関係を得ることができました。
附属小学校では、親がやることが多かったように感じます。
月1回授業参観が行われ、家だけでなく学校でも親が子どもを見守り世話をするような体制でした。
学校の役員活動も多かったですが、できるかぎり引き受けるようにしていました。
仕事などで役員を引き受けるのが難しい方もいらっしゃると思いますが、自分のできる範囲でなるべく学校の活動に関わったほうが親も楽しいと思います。
「これをやらせないといけない」とガチガチには考えず、子どもがやりたいと言ったものをやらせました。
またやめたいと言ったものは、無理矢理続けさせずにやめさせるようにしていました。
ただ、どんな習い事があるのか子どもにはわからないので親が習い事との出会いを作ることは大切だと思います。
3人ともやったのは、水泳とピアノ、テニスです。
●水泳は、水に慣れること・泳げるようになること・体力がつくという点で習わせて良かったです。
4泳法(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)ができるようになった時点で、続けるかどうか子どもと話し合いました。
●あくまでわが家の場合ですが、ピアノはあまり身にならなかったように思います。
やめたいと言ってからもしばらく続けたのですが、結局好きではないものは続かないし、成果も出なかったように思います。
●テニスは親が習っていたため一緒に始めました。家族みんなで練習に行ったり、ゲームをしたりしていましたよ。
習い事はやめたあとでも、趣味として続けられるものをおすすめしたいです。
小学生の間は、勉強より体を動かして遊ばせることを重視しました。
子どもも何かを習いに行っているというより、運動を通して遊びに行っているような感じだったと思います。
習い事は他の学校の子たちと仲良くなるきっかけにもなるので、子どもが何かをやりたいと言ったら挑戦させてみてはどうでしょうか。
一方、子どもに毎日違う習い事をさせて忙しくしている親御さんもおられましたが、親も子も体が辛そうでした。
周りの人が「あれもこれもやらせた方がいい」というと、つい気になってしまうかもしれませんが、親自身が無理をしないようにそういう風潮と距離をとることも大切です。
宿題をやったらあとは、特別何もせず家で自由時間にしていました。
というのも附属小学校では、「教え方が違うと子どもが混乱する」という理由で親が勉強を教えることが禁止されていました。
勉強は学校で完結するので、宿題以外家で勉強することはありませんでしたよ。
下の子たちは、なぜかひたすら「人生ゲーム」をやっていました(笑)。
家にはボードゲームを置いて、家族みんなで遊びました。
ボードゲームやトランプ、テレビゲームの「Wiiスポーツ」でテニスを楽しんだりしていましたよ。
中学校に入ると部活で忙しくなるので、家族で旅行に行けるのは小学生までです。
小学生のお子さんを持つ親御さんは、今の時間を大切に過ごしてほしいです。
「父親が叱る場合は、母親は味方する」「母親が叱る場合は、父親は味方する」というように、両親ともが子どもと敵対しないようにしていました。
そうでなければ、子どもが逃げ場を失ってしまうので。
父母が同じように考えていても、片方は子どもの味方をしなくてはいけないので、自分の感情をコントロールするのに苦労することはありました。
中学2年生~3年生のときに、反抗期がありました。
荒れるタイプではなく、親との関わりを拒否して話をしてくれなくなるタイプの反抗期でした。
その時は親子がぶつからないようにそっと見守り、あいさつなど必要最低限のみ話しかけるようにしていましたよ。
もちろん、毎日のお弁当作りなど身の回りの世話はしっかりとやっていました。
反抗期が怖いという親御さんは、いっそのこと子どもを荒れる時間がないくらい忙しくさせてみてはどうでしょうか。
部活動に注力していた子は、ほとんど反抗期がありませんでした。
富山県在住の先輩ママ青山さんに、小学校受験や習い事・家での過ごし方を聞きました。
お話をうかがった時、ママ自身は「これといってしっかりした考えを持って子育てしていないのだけど…」と遠慮がちにされていたのですが、実際は「文武不岐」をひとつの教育方針にすえながらも、柔軟に子育てをしているように感じました。
子どもの勉強時間を確保するために、部活動はほどほどにしたほうが良いという説もありますが、勉強も部活も打ち込むことで両方の能力を伸ばすことができるという考え方、参考になりますね!
また休日は家族みんなでゲームやスポーツを楽しむなど、家族仲が良好なことも素敵でした。
家族で過ごす時間を意識して作り、信頼関係を作っていくことも大切ですね。
次回の【後編】では、先輩ママが子どもの高校生活や受験でどのように子どもを応援したか具体的な方法をお聞きしました!
◆【後編】は以下をご覧ください↓↓↓
>>【後編】子ども3人を一流大学に合格させたママが高校での学校生活や受験で子どもを応援した方法!【先輩ママインタビュー】
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で5歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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