3回に渡って連載してきた「富山県立高校受験の内申点の疑問を徹底解明!」シリーズ。
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最終回は、学研CAIスクール富山本部北校の代表で公立中学校の非常勤講師も務める山下慎也先生に、副4教科(体育、音楽、美術、技術家庭)の点数を上げる方法と、学校での進路相談に関する悩みについて一問一答形式で質問しました。
「学校の先生にどこまで質問してもいいのかわからない」と悩む親御さん、ぜひ参考にしてみてくださいね!
A、4教科は体育や音楽など、実技の結果も加味されるので、「確実に好成績をおさめる」ことは難しいと考えられます。
しかしながら、少しでも成績をよくするためのやりようはあります。
以下3つの方法が、4教科の成績アップに欠かせない取り組みです。
①ワークや課題として出されるプリントを真剣に取り組み、必ず提出すること
②中間テストや期末テストなど、定期テストの点数を確実にとっていくこと
③実技は下手でも逃げずに積極的にチャレンジする姿勢を持つこと
4教科においても、提出物は必ず提出しましょう。
例え難しくても、がんばって調べた・取り組んだ姿勢を見せることが大切です。
また、実技も加味される4教科においては、逃げずに積極的に挑戦する姿勢が重要です。
運動が苦手だから跳び箱を飛びたくない…と敬遠するのでなく、前向きに取り組む姿勢を大切にしましょう。
それが自身の成長につながり、また成績UPにもつながるのです。
A、4教科のテストでは、「試験範囲の内容をどれだけ理解しているか」が見られます。
ポイントになる単語の意味を理解し、体育や音楽ならそのルールを理解します。
4教科は問題集がないので、教科書やプリントの大事な所を自分でノートにまとめて理解するということが大事です。
自分がどのようにすれば理解できるか、理解の方法を編み出すことで、成績UPにつなげることができます。
もちろんこれは、5教科にも言えることです。
ただ問題の解き方を覚えるというのは正しい勉強とは言えません。
A、先生が、生徒の希望する学校を受験させないということはありません。
おそらく受験させなかったのではなく、よりその生徒の学力に合った学校をすすめられたということではないでしょうか。
今の学力より高い偏差値の学校を受験することはもちろん可能です。
しかし、入学だけを目標にするのではなく、その後その学校でやっていけるかどうかも考えて進学先を決めることも大切です。
A、開示請求することはできます。
ただ、学校側が通知表の内訳を開示するかどうかは、学校側の判断によります。
通知表の評価は決められたルールに基づいて公平に行われますので、テストの成績が同じなら同じ点数になります。
テストが同じくらいで通知表の点数が異なるなら、提出物、授業ノートに差があったと考えてよいと思います。
A、不登校・保健室登校だと評価が低くなってしまうのは事実です。
ただ、決して挽回する方法がないわけではありません。
成績を挽回するために、以下の方法があります。
①提出物を確実に提出すること(ワークや授業中に配られたプリントなど)
②テストを必ず受けること(保健室受験でよい)
③教科書の内容を独自にまとめたノートを提出する
不登校・保健室登校の場合、「授業を休んでいる間に何をしていたか」ということが重要になります。
教科書の内容を独自にまとめたノートを提出すれば、「授業に出席できない間、勉強していた」という証明になります。
4回にわたり、内申点の疑問についてインタビューしてきました。
高校受験の合否判定の方法や、通知表の評価の重要性、内申点に関係する9教科の点数を上げるにはどう考えたらいいかなどを、織田先生と山下先生に丁寧に解説していただきました。
これまで雲をつかむようだった内申書や内申点が、実像をもってイメージできるようになったのではないでしょうか?
「生徒が受験を意識するのは3年生から」という話をよく聞きますが、実際には2年生から通知表の評価は始まっています。
中学2年生になったら、通知表の評価が内申点に直結していることを意識して、「ひとつひとつのテストをがんばる」「提出物を必ず提出する」「授業ノートを工夫してとる」の3つのポイントおさえて受験対策をしていきたいですね。
「部活動に打ち込んでいたら、志望校合格のための内申点が足りなくなってしまった!」と後の祭にならないように、内申点・当日の点数両方の観点で受験指導してくれる先生・学習塾を選ぶ必要がありますね。
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
富山で5歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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