「2021年度から中学校の教科書が変わったらしいけど、具体的にどう変わったの?」
教科書改訂の話を聞いて心配になっている親御さん、いらっしゃるのではないでしょうか?
こんにちは、お子さんにぴったりの学習塾・個別指導塾をご紹介する「塾選び富山」スタッフの稲泉です。
不安に思う親御さんたちの声に応え、「塾選び富山」では独自に各教科の教科書を調べ、これまでの教科書とどう変わったのか、その傾向と対策を5回に渡ってご紹介してきました。
この記事では「すべての教科の変更点をしっかり把握したい!」という方のため、各記事の概要とリンクをまとめておきます。
新教科書の変更点をしっかりと把握し、テストや受験対策に役立てていただけたら嬉しいです!
「国語」の大きな改訂ポイントは、「論理的に話し、異なる意見をもつ相手を説得する」という話合い・討論の技術が大きく取りあげられている点です。
国語で討論の技術が大きく取りあげられるということは、近い将来、国語の授業内で発表や討論が行われ、それが成績に直結するだろうことが予想されます。
一方「論理を極めるばかりで、文学を味わう時間が減るのではないか」という心配は、扱う分量も題材も変更はないということなので、ひとまず安心ですね。
新しい「数学」の教科書では、「数学を実社会で使う方法」がしっかりと説明されるようになりました。
「数学って何の役に立つのかわからない」とやる気がでなかった生徒も、実社会で使えるならと前向きに勉強できますね。
それにともない、テストの内容もまた現実社会に対応した実践的な内容になり、数式を丸暗記するだけでは解くのが難しい問題が増えるでしょう。
読解力や図表を読み取る力、問題解決の行程を説明する力など、分野を超えた幅広い知識と技術が求められることになるようです。
「理科」の新教科書では、数学と同じように各分野の導入部分で「なぜこの分野を勉強するのか」「どのように役に立つのか」という目的が明らかにされています。
また「PPDCAサイクル」(問題を解決するための思考法)を使って授業・実験・観察が行われるという点も新しいですね。
他の教科と同じように、「理科」でもやはり応用力や読解力、環境問題の解決法などが求められ、暗記だけでは対応がむずかしくなりそうです。
「社会」の新教科書では、地理・歴史・公民の、取り扱うすべての分野で現代社会の動きや問題点に重点を置いた内容が充実しました。
どの分野でも統計・地図・しくみ図などから情報を読み取り、なぜそう考えたかを説明する力も求められます。
実社会の問題について考え、答える問題も多くなり、これまでのように重要単語の暗記だけでは対応が難しくなります。
中でも「SDGs」の思想は他の教科でもテーマとして問われる機会が多くなっているので、しっかりと理解を深めておきたいですね。
新しい「英語」の教科書では、「文章を組み立てて話す」という表現力がより求められる内容になりました。
特にスピーキング力は重要視され、実際に話す・説明することが成績に直結することは確実と言って良いでしょう。
スピーキングはもちろん、ライティング、リスニング、リーディングについても、より実践的な内容に変わっています。
これまでの問題に答えるだけの受け身の勉強では、対応が難しくなるでしょう。
「2021年度から中学校の教科書の内容が改訂!5教科の新教科書はどう変わった?」と題し、旧教科書と新教科書がどう変わったかをご紹介してきました。
「もっと具体的に知りたい!」という声もあるかもしれませんが、ひとまず「今年から内容ががらりと変わった」ということはお伝えできたのではないでしょうか。
ただ変更点を知って、かえって不安になった親御さんも多いかもしれませんね(私は不安になりました)。
いずれにせよ、変わったことを知っているか知らないかでは対策が変わってくると思います。
ぜひ教科書が新しい内容になったことを受け入れ、積極的にテスト・受験対策をしていきたいですね。
お子さんのこれからの勉強に不安を感じる親御さんは、受験のプロである学習塾の先生に相談してみませんか?
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ーーーーーこの記事を書いたのはーーーーー
稲泉 景子 (いないずみ けいこ)
芸術文化学博士。富山で6歳男児子育て中の主婦。
これから子どもにどんな教育をしていけばいいのかお悩み中。
子育て本や教育本を読むのが好き。趣味はカフェ巡りとラクガキ。
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【記事監修】(株)とやまなび塾選び事業部、教育開発出版(株)